格闘技徒然草

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UFC on ESPN5:メインイベント・コルビー・コビントン vs. ロビー・ローラー

ウェルター級5分5R。元暫定王者コビントンは2位、元王者ローラーは11位。

昨年5月の暫定王座決定戦以来の試合となるコビントン。王者ウスマンへの対戦アピールもしていたが、希望するタイトル戦は組まれず元王者との対戦に。

ローラーはランキングこそ11位だが、負傷や対戦相手の欠場で試合間隔が開いたのも原因。前回のベン・アスクレン戦での敗戦はレフェリングミスによるもので評価は落ちていない。

以前は同門だったこともある二人。グローブタッチはなし。

いきなりパンチを振り回すローラー。コビントンのタックルを引き剥がしパンチを打ち込む。コビントンはパンチを打ちながらもタックルを混ぜる。会場は大ロビーコール。ダブルレッグに入るコビントン。頭を潰そうとするローラーだが、コビントンケージに押し込みボディロック。シングルレッグで倒すとすぐに両足を束ねるコビントン。ローラーバックを取らせて立つ。が、バックを取ったコビントン。投げてテイクダウン。座った体勢のローラーの首に腕を巻くが、まだ真後ろにはつけていない。立とうとするローラーをコントロールし立たせない。何度も首を狙っていくが、ローラー反転して離れた。パンチを打ち込むローラーだがコビントンがすぐにプレッシャーを掛けるとシングルレッグでテイクダウン。また座った体勢のローラーのバックに回りチョーク。正対し外すローラー。立ったローラーにパンチのラッシュを打ち込むコビントン。ホーン。

1Rコビントン。圧倒しているが、ローラーにはまだ逆転の一発がある。

2R。コビントンのパンチのラッシュでガードを固めたローラー。そこにコビントンタックル。足を掴みテイクダウン。また座った体勢になるローラー。ケージを背負い立つ。すぐにまたテイクダウンを狙うコビントン。コビントンの回転肘をかわして離れるローラー。しかしすぐにコビントンがプレスしてケージを背負わせるとタックル。テイクダウン。ケージを背負い立つローラー。離れたコビントンだが下がらずプレッシャーはかけたまま。ケージを背負うローラーにパンチを打ち込みガードを固めさせてタックルという何度も見せていたパターンでまた倒す。バックに回りチョークを狙うが、ローラーはケージを背負い完全なバックは許さずに立った。立っても下がらないコビントン。パンチを出していく。ローラーは上半身のムーブでかわしているが、手が出せない。休まないコビントン。ローラーに手を出す暇を与えない。しかしローラー打たれながらも出ていく。逆にコビントンが下がる。が、手を出しているのはコビントン。ローラーはパリーで防ぐのみ。ホーン。

2Rコビントン。

3R。ローラー下がらず出ていく。コビントンタックルで飛び込んだ。テイクダウン。ローラー立ったがバックを取っている。しかしローラー正対し立つ。離れた。出ていくローラー。コビントンのタックルを切り殴り合いに。ローラーペースになってきたが、コビントンまたタックル。切った。クリンチアッパーを入れるローラー。離れる。お互いスタミナを使う展開。手数は止めないコビントン。飛び膝からタックルに。ローラー疲れてきたか。離れる。ローラーの強い右がヒットするが、コビントンはすぐに間合いを詰めて近い距離に。近距離戦のためローラーも踏み込んでの強いパンチを打てない。パンチの手数でケージまで下がらせるコビントン。とにかく手を出し続ける。ホーン。

3Rコビントン。ローラーもうKOしか勝ちはないが、だいぶ消耗してきた。

4R。手を止めずに間合いを詰めていくコビントン。ローラーをケージ際まで下がらせるとタックルに。ローラー受け止めてクリンチアッパー。コビントン離れるがパンチが届かない間合いまでは下がらない。そしてまたパンチを出し続ける。一発一発には重さがないコビントンだが、とにかく手数が多い。ローラーは前に出ながらも手を出せない。コビントンタックル。倒した。ローラー背中を向けて立ち、ケージ際で正対。押し込みながら打撃を入れ続けるコビントン。ローラー前に出てパンチを出すがホーン。

4Rコビントン。記録的な手数。

5R。前に出ながらパンチを入れていくコビントン。ケージを背負わせタックル。切ったローラー。パンチを打ち返すがやはりコビントンが手数で上回る。ノンストップで打ち続けるコビントン。しかしローラーのパンチが入りコビントン後退。会場沸くが、コビントンは手数を出し続けて凌ぐ。残り1分。ローラー出ていくがコビントンのパンチをさばくだけで手数が少ない。コビントンのスピンキックをかわしてワンツーを入れたローラーだがコビントンは舌を出して挑発。タイムアップ。

50-44、50-45×2の3-0で、コビントンがドミネイト勝利。

タックルからテイクダウンを奪っても押さえ込ませなかったローラーだが、コビントンの3倍以上の手数に圧倒され攻めに回れず。10-8つくラウンドはなかったと思うが、コビントンの完勝なのは間違いない。