格闘技徒然草

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ONE100:CENTURY:修斗 vs. パンクラスの王者対決4カード発表

ストロー級
猿田洋祐 vs. 北方大地

猿田は2017年に澤田との王座決定戦で勝利しタイトルを獲得。タイトルを保持したままフライ級でも試合を行い、昨年5月に村田一着に勝利してタイトル防衛に成功したが、7月に行ったフライ級での田丸匠戦ではKO負けしている。その後ONEに参戦、今年1月、鈴木隼人欠場の代役としてジョシュア・パシオのタイトルに挑戦しスプリット判定勝ち。日本人2人目のONEストロー級王者となった。しかし、4月のダイレクトリマッチではKO負けし、タイトルから陥落している。32歳。

北方は2010年に18歳でプロデビュー。2016年、王者砂辺に初めて挑戦したが、ジャーマンからのチョークで一本負け。しかしその後は無敗を続け、先月の再挑戦で砂辺に8年ぶりの黒星をつけ、悲願のタイトルを獲得した。28歳。

バンタム級
佐藤将光 vs. ハファエル・シウバ

将光は2007年からパンクラスでアマチュアの試合に出場。2009年にプロデビュー(Sherdog等の海外サイトでは2007年からの試合がプロとしてカウントされているが、2009年4月まではアマチュア扱いのパンクラスゲートというのが正しい)。2014年までパンクラスに参戦し、ランキングにも入っていたが、2014年にVTJ、2015年からは修斗に継続参戦。竹中大地に敗れたのが唯一の敗戦で、2017年10月には石橋との王座決定戦に勝利しタイトルを獲得。昨年は2度防衛戦を行い勝利すると、5月のONEデビュー戦でKO勝ちしている。31歳。

ハファエル・シウバは2013年にBellatorサマーシリーズのバンタム級トーナメントで優勝。ジョー・ウォーレン暫定王座に挑戦したが判定負け。2015年、後の王者であるダリオン・コールドウェルに判定負けしたのがBellatorでの最後の試合。翌年からパンクラスに参戦すると、現フライ級暫定王者翔兵、元修斗王者上田将勝、現DEEP王者ビクター・ヘンリーに勝利し石渡のタイトルに挑戦。前半はパワフルなテイクダウンで石渡を苦しめたが、後半盛り返され、スタミナ切れもあり後半3Rを取られて判定負け。しかし石渡の長期欠場に伴い暫定王座を獲得すると、石渡が王座返上し正王者に。今年3月に瀧澤、7月に金太郎に一本勝ちして2度の防衛に成功している。34歳。

▼ライト級
松本光史 vs. 久米鷹介

松本は2009年に修斗でプロデビューし新人王トーナメントで優勝。2015年、大尊伸光に勝利し環太平洋王座を獲得すると、翌年川名雄生との王座決定戦で勝利し世界王座を獲得。昨年3月、岡野裕城を1RKOし初防衛に成功するが、5月に初参戦したRIZINではダロン・クルックシャンクに1RKO負けした。5月には小谷直之にKO勝ちで2度目の防衛に成功している。36歳。

久米は2007年に修斗でプロデビュー。2011年からはパンクラスにも参戦。その後、韓国RoadFCで3度タイトルに挑むが、ナム・ウィチョル(2度)、クォン・アソルにいずれも僅差判定負けでタイトル獲得ならず。2015年、パンクラスで国内復帰戦を行うが、網膜剥離のため長期欠場。翌年復帰し、徳留一樹のタイトルに挑戦すると1RKO勝ちで王座防衛。徳留のリターンマッチには勝利したが、昨年7月のノンタイトル戦で元UFCファイターのアントン・クイバネンにKO負けでパンクラス初黒星を喫する。4月にクイバネンとの再戦で防衛戦が組まれていたがクイバネンが負傷欠場し、代役のトム・サントスに3R三角絞めで勝利して2度目の防衛に成功した。34歳。

ウェルター
エルナニ・ペルペトゥオ vs. 手塚裕之

修斗ウェルター級は青木真也がタイトルを獲得し、2007年に初防衛に清桜した後は長く防衛戦を行っていなかったが、2010年に王座を返上すると、ノヴァ・ウニオンのルイス・ハモスが修斗ブラジルでの王座決定戦に勝利しタイトル獲得。しかしその後UFCに参戦したため王座を返上し、2013年に同じくノヴァ・ウニオンのペルペトゥオが王座決定戦に勝利して10代目の王者となる。ところがペルペトゥオも翌年からUFCに参戦。2連敗でリリースされ、2016年から再び修斗ブラジルで試合を行っているが、その時点ではユニファイドルールになっていたため、修斗公式戦は行わず。昨年12月に修斗ブラジルで試合をし勝利している。今回が初来日。34歳。

手塚は2015年11月にパンクラスでプロデビュー。プロキャリアわずか4ヶ月・デビュー3戦目で、代役として元UFCファイターのルイス・ドゥトラJr.と対戦し、判定で敗れたがパンチでダウンも奪うなどインパクトを残した。今年6月、現王者グライコ・フランサがPFL参戦中のために制定された暫定王座をかつて敗れた高木健太と争い、1Rチョークで一本勝ちしてタイトルを獲得した。29歳で、プロキャリアはまだ10戦。

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