格闘技徒然草

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UFC241:第4試合・マニー・バミューデス vs. ケイシー・ケニー

140ポンド契約。本来はバンタム級契約だったが、UFCが計量前日に140ポンド契約に変更。両選手が同意してキャッチウェイトに。バミューデスが前回バンタム級で計量をクリアできなかったことが原因と思われる。

"バミューデス・トライアングル”の異名を持つ三角使いのバミューデス。バンタム級ながらリーチの長さは184cm。MMA14戦全勝で、11試合が一本勝ち。UFCでの直近2戦を含め、1R勝利が10回ある。UFCではトレードマークの三角絞めに加え、ギロチンでも2勝している。

相手のケニーはもともとフライ級の選手だが、UFCデビューとなった前回のレイ・ボーグ戦もボーグが体重オーバーしてキャッチウェイトになっており、UFCではバンタムどころかさらに上の契約体重でしか戦っていない。ボーグとのUFCデビュー戦はボーグにテイクダウンを7度も奪われたものの、押さえ込まれることなく打撃のヒット数で上回りスプリット判定勝ち。

プレスしてパンチを入れるバミューデス。ケニーはスイッチハイキックを入れる。しかしバミューデスがボディロックしテイクダウン。倒されたケニーだが膝十字へ。上半身を押さえ込んで外したバミューデス。ケニーのガード。足で距離を作り立ったケニー。投げてテイクダウン。今度はバミューデスのガード。パスしたケニー。サイド。下から足を絡めて逆ハーフにしたバミューデス。二重絡みからバックを狙う。ケニーもバックには回らせないが立った。残り30秒。ケニーがパンチで出る。ホーン。

上になっていても特に有効な攻撃はなかったが、時間の長さでケニーのラウンドか。

2R。前に出て組み付いたバミューデス。ボディロックから投げてテイクダウン。上からケニーの左腕に足を絡めてオモプラッタに近い体勢となるが、ケニーはケージを蹴って上下を入れ替えた。ハーフ。バミューデスが体を起こしてバックに回ろうとすると、ケニーは半身のバミューデスにチョーク狙い。向き直って外したバミューデス。ハーフ。ケニーパウンドからパスしてサイド。サイドから鉄槌を入れると亀になるバミューデス。バックマウントを狙うケニーだが足のフックができず股下から逃げられた。パンチで出るバミューデス。ケニー疲れたか?ふらつき気味。バミューデスがボディロックするとテイクダウン。ハーフバックからチョークを狙うが前に落とされた。ホーン。

2Rも微妙。ややバミューデスか。

3R。プレスしていくバミューデス。パンチを打ち込む。ステップで距離を取るケニー。追いかけてくるバミューデスにワンツーを入れた。しかしバミューデスのパンチ連打をもらい後退。バミューデスも疲れからか、攻めが雑。組み付くがケニーがボディロックしテイクダウン。サイド。しかしケージを蹴って上下を入れ替えたバミューデス。サイド。マウントに。ハーフにしたケニーだがバミューデスギロチン。外れた。肩固めを狙うが入れず。残り1分。バミューデスパウンド。サイドからキムラ狙い。スイープしようとしたケニーだが、返させずに逆にマウントを取るバミューデス。タイムアップ。

UFCで初めてフィニッシュできなかったバミューデス。3Rは間違いなく取ったが、1,2Rが微妙。

判定三者29-28でケニー勝利。

ちゃんと体重を落とせなかったせいかスタミナ切れが早く、そのためか攻めが雑だったバミューデス。MMA初黒星。