中国・内モンゴル出身のアラテン・ヘイリは中国資本からの資金により中国で活動していた時代のROAD FCに参戦していた選手。フライ級で朝倉海に秒殺KO負けしたが、バンタム級に戻すと2試合連続KO勝ち。しかし、ROAD FCと中国資本の関係が切れると試合が組まれなくなった。1年5ヶ月のブランクが開いたものの、地元でのUFC参戦が決定。
UFC初のモンゴル人ファイターとなるバットゲレル。デビューから中国のLegend FCで連勝を続け、メインカードに出るカイ・カラフランスにも勝利しているが、Legend FCの活動休止後は試合の場に困るようになり、地元モンゴルでのMGL-1などで年1ペースの試合を続け、デビュー8年でここまで6勝1敗。突然のUFCデビューとなったが、まだデビュー当時だったカラフランスを除けば知名度がある対戦相手もおらず、世界レベルでの試合経験はない。
両者ともUFCレベルにあるか疑問な者同士の対戦。
いかにも強靭そうな体つきの両者。へイリの右がヒット。両者打撃戦。飛び込んできたバットゲレルにへイリの右がヒット。へイリ前に出て追い打ち。立て直したバットゲレル。なおも打ち合い。ホーン。
1Rへイリ。
2R。打ち合いで鋭い右をあわせていくへイリ。バットゲレルはジャブを打ち込む。バットゲレル出てきた。バットゲレルパンチから左ハイ。2Rは押され気味のへイリ。バットゲレルのパンチをもらい下がる。残りわずかでパンチのフェイントからタックルで倒したバットゲレル。しかしへイリすぐ立った。ホーン。
2Rバットゲレル。
3R。バットゲレルのパンチを貰い距離を取るへイリ。追いかけてくるバットゲレルにタックル。しかし切られた。バットゲレルはへイリの右フックをもらい左目下が腫れているがどんどん出てくる。またバットゲレルのパンチをもらい下がったへイリ。追いかけてくるバットゲレルにシングルレッグ。片足で耐えて残った足で膝を入れるバットゲレルだが、へイリ離さずテイクダウン成功。サイド。初めてグラウンドに。バックに回ったへイリに肘を入れて抵抗するバットゲレル。へイリバックを取ってはいるが、組み付いているだけ。立たれたところにさらに投げを狙うへイリ。また倒した。サイドで押さえながらパウンド。バットゲレル、サイドを取られたまま下から肘を打ち返す。インサイドからパウンドを入れるへイリ。頭を起こしていないのでダメージ的には微妙だが休まず打ち続ける。タイムアップ。
三者29-27でアラテン・ヘイリの勝利。10-8ついたラウンドは不明。3Rか?
バットゲレル、3Rのテイクダウン後の攻防を見る限り、グラウンドはいまいちか。