ミドル級。ホール12位、ACJ13位。
UFCトータル7勝7敗のホール。TUF出場時は未来のUFC王者と持ち上げられていたが、TUF決勝でケルヴィン・ガステラムに判定負けして以来、期待を裏切ることが多い。しかし、日本大会でのゲガール・ムサシ戦でローリングソバットからのKO勝利を見せるなど、インパクトある勝ち方を見せる運は持っている。前回もUFCデビュー戦のベヴォン・ルイス相手に2Rまで劣勢だったが、3Rにカウンターの右一発でKO勝ち。デビュー戦の相手に劣勢だった方がどうかと思ったが。
ACJはUFC12戦目で初のランカーとの対戦。柔術バックボーンのグラップラーで、MMA10勝中一本勝ちが8つ。前回は5連勝中だったが、ノーランカーでUFC1勝0敗のイアン・ハイニッシュに、1Rテイクダウン→バックを奪い優勢だったものの、2Rにスタミナが切れてからは一方的となり判定負け。連勝がストップした。
ACJが前に出てパンチを打ち込んでいくが、ホールの右をもらう。しかしひるまず前に出て組み付いた。ボディロックしてケージに押し込むとテイクダウン。立とうとして背中を向けたホールからバックマウント。背負って立ったホール。腕を掴んでチョークを防ぐホール。降りたACJ。ジャブを入れていくホール。もらってぐらつくACJ。シングルレッグは切られる。ACJまたジャブをもらうが距離を詰めてケージに押し込むとテイクダウン。残り30秒。ハーフから肘を入れるACJ。ホーン。
1RはACJかと思うが、ダメージを見てホールに入れるジャッジもいるか。
2R。またジャブを入れていくホール。組もうとしたACJだが引き剥がされた。また組むとケージに押し込むACJ。押し込みながらパンチ・膝を入れる。離れたホール。また組もうとしたところにパンチを打ち込みACJダウン!パウンド連打!ACJ腕十字。腕を引き抜き外すとまたパウンド連打を打ち込むが、離れて立たせた。ACJまたタックル。ケージに押し込む。尻クラッチからテイクダウン狙い。スタンドでバックに回った。しかし残り1分。正対し離れたホール。パンチを貰いACJ後退。ホーン。
2Rホール。
3R。ACJタックル。スタンドでバックに回るとヘンゾフックから後方に倒れて開始早々バックマウントに。ホールはディフェンスしているが、守っていれば勝てるという計算か?完全に防御に徹していて逃げようという動きが見えない。逃げようとしたところに決められるのを警戒しているのかもしれないが…。結局ACJがバックをキープしつづけてタイムアップ。
1R次第。
29-28、28-29、29-28のスプリットでホールが勝利。
1R微妙だっただけに、ACJもセーフティにキープするよりリスクを冒してフィニッシュを狙いに行くべきだったか。