格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

UFC on ESPN+17:オッズ/予想と展望

ヤイール・ロドリゲス 1.95
ジェレミー・スティーブンス 1.87
カーラ・エスパルザ 2.05
アレクサ・グラッソ 1.80
ブランドン・モレノ 2.50
アスカル・アスカロフ 1.59
アイリーン・アルダナ 1.21
ヴァネッサ・メロ 4.85
マルティン・ブラボー 1.91
ティーブン・ピーターソン 1.91
ホセ・キニョネス 1.69
カーロス・フアチン 2.25
マルコ・ポーロレジェス 2.00
カイル・ネルソン 1.83
アリアネ・カルネロッシ 2.25
アンジェラ・ヒル 1.69
セルジオ・ペティス 1.29
タイソン・ナム 3.90
ヴィニシウス・モレイラ 1.83
ポール・クレイグ 2.00
シジェラー・ユーバンクス 1.39
ベチ・コヘイア 3.15
クラウディオ・プエレス 1.36
マルコス・マリアーノ 3.35

2014年から毎年開催されてきたメキシコシティ大会だが、去年は開催がなく2年ぶり。全12試合中、7試合がメキシカンの出る試合で、アメリカ人でもペティスのように母親がメキシコ人というようなメキシコにゆかりのある選手が多い。

メインはフェザー級7位で地元のロドリゲスと、8位のスティーブンスの対戦。UFCデビュー以来6連勝で、レジェンドのBJ・ペンにも勝利したロドリゲスだが、UFCと揉めて一度リリースされる。結局和解し再契約となったが、ランキング2位のエドガー相手に打撃で一方的に攻められて完敗でUFCデビュー以来の連勝がストップ。

昨年11月、そのエドガーとジョン・チャンソンのカードが組まれていたがエドガーが負傷欠場し、代役としてロドリゲスがチャンソンと対戦。打撃でやや押され気味の展開で、チャンソンが5R最後まで攻め続けたものの、残り1秒でチャンソンのパンチをかわして放ったトリッキーなエルボーがスマッシュヒットし、チャンソンが失神。大逆転KO勝利を飾った。

しかしダメージも大きく、それ以来10ヶ月ぶりの試合となる。テコンドーベースのトリッキーな打撃が武器。

相手のスティーブンスは33歳。UFCのキャリア12年の大ベテランで、18ノックダウンはUFC史上2位タイ。メレンデス・ドゥホ・エメットに3連勝したものの、元王者ジョゼ・アルドには打撃戦で真っ向勝負を挑みKO負け。前回はロシアのマゴメドシャリポフに判定負けで連敗中。ただし、UFC4連勝中だったマゴメドシャリポフを内容ではもっとも追い込んでいた。

ともにエドガー・アルドというトップ5ファイターには力の差を見せられての完敗。オッズは微差ながらホームのロドリゲスがアンダードッグだが、26歳のロドリゲスの方が伸びしろがある。ロドリゲスの成長に期待しKO勝ちと予想。

セミ前ではブランドン・モレノUFC再契約後の初戦を行う。TUFで一回戦負けしたが、代役でUFC本戦出場を果たすと3連勝。前回、2年前のメキシコ大会で初めてメインに登場したが、1Rにバックを奪いドミネイトしたものの、2R以降はペティスの打撃に押されて判定負け。さらに、TUFでも敗れているパントージャにも敗れて連敗となるとあっさりリリースされてしまった。しかしこれはUFCのフライ級リストラ計画に巻き込まれたもので、ローカルで1戦(LFAフライ級タイトルマッチ)だけしてすぐにまた再契約を果たしている。

相手は元ACBフライ級王者のアスカロフ。MMA10戦全勝全フィニッシュのパーフェクトレコード。下になっても攻められる極めの強いグラップラー。いきなり敵地で元ランカーとの対戦だが、オッズでフェイバリットになっているのが期待度の高さを伺わせる。ライトのヌルマゴ、フェザーのマゴメドシャリポフ、バンタムのピョートル・ヤンに続いてロシア勢の台風の目となるか。

第1試合開始は22日朝6時。速報します。