格闘技徒然草

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UFC on ESPN+17:第1試合・クラウディオ・プエレス vs. マルコス・マリアーノ

ライト級。

TUFラテンアメリカ3で準優勝したペルーのプエレス。TUF決勝はボディブローでダウンしパウンドでKO負け。前戦はキックバックボーンのフェリペ・シウバに対し、打撃で劣勢な展開が続き、何度も引き込みを見せるも極められず。3Rにまたボディブローでダウンを喫したが、引き込んでの膝十字で大逆転勝利。が、トータル的にそこまでレベルが高いとは言えない。

アンデウソンのマブダチでコネによってUFCと契約を果たしたマリアーノは、ローカル戦績6勝4敗で、本来ならUFCに上がれるレベルではない選手。初戦はランド・バンナータ相手にテイクダウンを奪われるとパウンドで防戦一方になり、パスされキムラでタップ。

すぐにタックルに入ったプエレス。テイクダウン。ケージを背負って寝かされないマリアーノだが、プエレスが足をまたいでレッグマウント。キムラ狙いで引き込んだプエレス。外れた。ヒップスローを狙ったプエレスだが潰されガードに。マリアーノ肘。下から腕を掴んで防ぐプエレス。レフェリー早めのブレイク。プエレスまたタックルで組み付く。ケージ際で尻クラッチからテイクダウン。マリアーノ、TDD弱め。下から四の字ロックするマリアーノ。インサイドから肘。マリアーノはホールディングして耐えるだけ。ホーン。

1Rプエレス。

2R。プエレスダブルレッグ。あっさり倒されたマリアーノ。ハーフで寝かせた。足を抜いてマウントに。すぐにハーフからフルガードに戻したマリアーノだが、下から仕掛けるでもなく逃げるでもなく、単なるブレイク待ち。プエレスがパウンドを落とすので当然ブレイクはかからない。しがみつくだけで削られ続けるマリアーノ。ホーン。

2Rプエレス。

3R。アンデウソンっぽい構えで打撃を出すマリアーノだが、可及的速やかにテイクダウンを奪われる。ハーフ。パスしてサイドに。プエレスキムラに捕らえると頭をまたいで極めに行く。力で耐えるマリアーノ。あの体勢で耐えきるのは相当パワーがある。が、結局下でしがみつくだけで、訪れないブレイクを待つだけのマリアーノ。パスしてマウントになりパウンド・肘を落とすプエレス。しかし時間がない。タイムアップ。

三者30-25の大差でプエレス勝利。が、実力差を考えたらフィニッシュして欲しかった。

マリアーノ、3Rでのパンチのヒット数がわずか5。そのうち有効打は2発のみ。コネで選手と契約しても、本人も恥をかくだけでいいことは何もない。1戦目でリリースした方が良かった。