格闘技徒然草

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UFC on ESPN+18:第2試合・マーク・ディアキーシー vs. ランド・バンナータ

ライト級。

ディアキーシーはUFCデビューから3連勝で期待されたが、そこから3連敗。0勝1敗のナスラット・ハクパラストにもいいところなく完敗し、もうリリースかと思われた。今年3月、地元イギリス大会で4度目のチャンスを与えられると、マクレガーに勝ったことのあるジョセフ・ダフィーに完勝。復活への手応えを感じさせる内容で、勝利後にはオクタゴンでボロ泣きしていた。

代役でのUFCデビュー戦でいきなりトニー・ファーガソンをKO寸前まで追い込み、2戦目はスピニングホイールキックでKO勝ちと、キャリア初期は華やかだったバンナータだが、そこから4戦は0勝2敗2分け。前回はアンデウソンのコネで契約したマルコス・マリアーノに1R一本勝ちしたが、これは相手のレベルが低すぎた。

カーフキックを入れていくディアキーシー。もらってバランスを崩すバンナータ。ディアキーシーの飛び膝をかわしカウンターのパンチを合わせる。カーフキックをまたもらってスイッチしたバンナータだが、またカーフキックをもらいスリップダウン。上を取ったディアキーシー。立ってスクートになるが、バンナータも立ちスタンドに。ノーガードのバンナータ。ミドルを入れた。ディアキーシーはまたカーフキック。ディアキーシーが足を上げるとすぐに反応するバンナータ。相当カーフキックが効いている模様。が、スイッチしてケンカ四つになった状態で放ったディアキーシーのローがローブローに。再開。ディアキーシーのジャブをもらいバンナータのマウスピースが飛ぶ。バンナータ出られず。ホーン。

1Rディアキーシー。

2R。カーフキックをもらい続けた足を後ろにしてサウスポーで構えるバンナータだがディアキーシーのパンチを貰う。鼻血。パンチで突っ込むがいなされたバンナータ。ジャブ・ミドルで削っていくディアキーシー。四つに組んだバンナータはシングルレッグに。こらえたディアキーシー。逆にボディロックからテイクダウン狙い。バンナータ離れた。ディアキーシーがギアを上げてきた。ジャブから右を打ち込む。前に出て組もうとしたバンナータの脇をくぐりスタンドでバックに。クラッチを外して脱出したバンナータ。以前KOしたホイールキックを放つが空振り。ディアキーシーの右がヒット。ホーン。

2Rディアキーシー。バンナータはジリ貧。

3R。バンナータパンチで出るがすぐに距離を取ったディアキーシーが重いミドルを入れる。バンナータのローをキャッチするとそのままタックルに。テイクダウン。バンナータ、下から抜け出せず、下のまま肘を入れる。ディアキーシーは密着したまま細かいパウンドを入れる。時間が過ぎていく。リスクを冒し背中を向けて立ったバンナータだが、ディアキーシーはバックを取ったまま投げる。立ったがまた投げられ抑え込まれたバンナータ。万事休す。タイムアップ。

30-27×2、30-26の3-0でディアキーシー勝利。

カーフキックを効かせると、単発だが重いミドルやジャブを入れ続け、バンナータに攻めるスキを与えず。ただ、10-8をつけるラウンドはないと思ったが。ジャッジが不安。