格闘技徒然草

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UFC on ESPN+18:第3試合・メイシー・チアソン vs. リナ・ランズバーグ

女子バンタム級チアソン11位、ランズバーグ12位。

チアソンはキャリア2戦でTUFに参加。TUFの女子フェザー級トーナメントで優勝したものの、TUF後はバンタムに落とし2連勝。今回が初のランカーとの対戦に。女子離れしたパウンドの重さで2試合連続パウンドアウトしての勝利。

デンマークと同じ北欧・スウェーデンのランズバーグはムエタイ・キックのバックボーンがあるものの、UFC3勝3敗で、勝利はすべて判定。打撃で打ち合うイメージはなく、フィジカルでケージに押し込んで判定勝ちするスタイル。過去にはデンマークで試合した経験もあり、ホームに近い。

パンチを打ち込んでいくチアソン。組んだランズバーグだがケージに押し込まれる。チアソンシングルレッグ。こらえるランズバーグ。入れ替えようとしたランズバーグだがチアソンがさらに入れ替えて押し込みつつテイクダウンを狙う。しかしテイクダウン能力はあまりないのか、倒せる様子がない。ケージ膠着が続く。ランズバーグも押し込まれたままの展開が続いている。細かい膝を入れていくチアソン。ブレイクしてもいいと思うが、このレフェリーは止めない。チアソンがまたシングルレッグを狙うも倒せず。そのままホーン。

1Rチアソンだが、これまでの試合と違いテイクダウンが取れない。すると攻め手がなくなってしまう。

2R。パンチで出るチアソンだがランズバーグが組み付いてスタンドでバックに。チアソンは前転して逃れようとしたが、そのままグラウンドに持ち込まれる。チアソン下からラバーで固定しつつ肘。ランズバーグはパスを狙う。ハーフからキムラを狙ったチアソンだが読まれている。ガードに戻したチアソンインサイドからパウンドを落とすランズバーグ。パスを狙ったがチアソン立つ。がぶって膝を入れるランズバーグ。そして得意のケージプレス。が、入れ替えたチアソン。また押し込みながら膝を入れていたチアソンだが放してパンチ連打。ランズバーグがクリンチするとまた押し込み。離れた。タックルに来るランズバーグに蹴りを合わせたチアソンだがケージに押し込まれた。入れ替えてボディを殴り膝を入れるチアソン。ホーン。

2Rは大きな差はないが、チアソンのスタンドでの押し込んでのパンチや膝はそこまでポイントにはならないと見て、テイクダウンして上になっていた時間が長いランズバーグのラウンドか。

3R。パンチ連打で出たチアソンだがすぐクリンチされる。膝を入れるチアソン。シングルレッグに。やっぱり倒せない。ランズバーグが押し込むとテイクダウン。チアソン疲れたか?簡単に倒されてしまった。ハーフ。パウンドを入れるランズバーグ。チアソンなかなか脱出できなかったが、残り2分でバックを取らせて立った。しかしまだボディロックしているランズバーグがテイクダウン狙い。こらえるチアソンの顔面に膝。そしてケージプレスして膝をペチペチ入れていく。チアソンはなんとか差し替えて引き剥がそうとするがさせないランズバーグ。魂のケージ押し込み膝ペチで攻め続ける。チアソン抜け出せないままタイムアップ。

疲れてアピールもできないチアソンに対しランズバーグは笑顔。

29-28、29-27×2の3-0でランズバーグ勝利。3Rはランズバーグの10-8をつけたか。

チアソンMMA初黒星。これまで底が見えなかったが、そこそこ強い相手とやったらテイクダウンは取れないし下になっても返せないしスタミナもないしで、実力不足を露呈した。