格闘技徒然草

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UFC on ESPN+18:第4試合・ブランドン・デイヴィス vs. ギガ・チカゼ

フェザー級

デイヴィスはアメフトからの転向組。重量級には多いが、軽量級の選手では珍しい。20歳から柔術を習い始めている。2017年のコンテンダーシリーズで勝利しUFCと契約すると1勝3敗。バンタム級に転向し勝利したが、前回はカン・ギョンホにスプリット判定負け。ここまで2勝4敗とリリース間際の成績で、またフェザー級に上げている。

ジョージアのチカゼはUFCデビュー戦。もともとはキックボクサーで40戦以上のキャリアがあり、Gloryにも出場し6勝3敗の成績を残している。MMAプロデビューが4年前で、31歳だがMMA戦績は7勝2敗と少なめなのは、MMAとキックを並行して行っていたから。昨年のコンテンダーシリーズに出場したものの、3Rチョークで敗れてUFCとの契約は果たせなかった。

ワンツーを入れたチカゼ。ジャブ。デイヴィス間合いを詰めてタックルに。ボディロック。ケージを一瞬掴んでこらえたチカゼだが、デイヴィス離さずテイクダウンを狙い続けると倒した。クォーターマウント。体を起こしてケージで立とうとするチカゼだがデイヴィスはボディロックし立たせない。マウント。ケージを背にするチカゼに肘。が、チカゼが起き上がり上を取り返した。鋭いパウンド・肘をインサイドから打ち込む。ボディに強烈なパウンド。ハーフにして鉄槌連打。強烈。デイヴィスなんとか凌いでいる。立った。デイヴィスまたタックル。尻クラッチで倒した。またケージを背にして立とうとするチカゼ。ホーン。

1Rチカゼ。パウンドが強力。一方でテイクダウンの穴もあるが。

2R。ジャブを入れるチカゼ。デイヴィスも右を合わせていく。デイヴィスタックル。切られた。距離を取りジャブを入れていくチカゼ。左ミドル、ジャブを入れるチカゼ。デイヴィスもらい始めている。デイヴィスはカーフキックからパンチで打ち合いを挑む。チカゼの左をもらった。残り1分でデイヴィスまたタックル。切れずに倒されるチカゼ。レッグマウント。ケージを使って立とうとするチカゼのボディに膝を入れるデイヴィス。立たれたがまたタックルで組み付いたデイヴィス。ホーン。

2Rチカゼ。テイクダウンを狙うデイヴィスの方が消耗している。

3R。出ていくデイヴィス。チカゼ組ませないように距離を取りながら打撃を入れていく。ジャブがヒット。チカゼ右ハイ。デイヴィスがパンチのフェイントからタックルに入ったが切られた。またタックル。そのままケージに押し込もうとしたがチカゼが引き剥がし逃れる。タックル警戒している分、デイヴィスのジャブももらっているチカゼ。残り1分。デイヴィスシングルレッグ。ケージで耐えるチカゼ。膝を入れて離れたデイヴィス。最後にまたタックル。倒したデイヴィスだが時間がない。タイムアップ。

3Rは打撃のヒット数に差がなく微妙。

29-28チカゼ、29-28デイヴィス、29-29ドロー。

追記:試合後にスコアカードの計算ミスが発覚。29-29ドローは29-28チカゼの誤りで、正式な裁定は2-1のスプリットでチカゼの勝利となる。デイヴィスに入れたジャッジは1Rをデイヴィスに入れている。他は2Rチカゼ・3Rデイヴィスで一致。

10-10をつけたジャッジがいるということか。2Rがデイヴィスで、3Rの判断が割れた?

チカゼ、パウンドは相当強烈だが、まず上になるチャンスがあまりなかったのと、テイクダウンディフェンスにかなり大きめの穴があるので今後どこまでできるかは未知数。