格闘技徒然草

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UFC on ESPN+18:第8試合・ニコラス・ダルビー vs. アレックス・オリヴェイラ

ウェルター級。

地元デンマークのダルビー。2015年のUFCデビュー戦は同じ初参戦のエリゼウ・ザレスキで際どい内容でスプリット判定勝ち。ザレスキは次の試合から7連勝してランキング入りしている。2戦目は後のタイトル挑戦者でもあるダレン・ティル。2Rまで打撃で劣勢だったが、3Rにガス欠したティルを圧倒し、0-1のマジョリティドローに持ち込んだ。今考えるとかなりの実績だが、ダルビーはこの後2連敗されただけでリリース。UFCをリリースされたことで鬱病を発症したが、そこから復帰し3連勝。地元大会で再契約を果たした。

再デビュー戦の相手がアレックス・リアルガチカウボーイ・オリヴェイラというのはなかなか地元勢に厳しいマッチメイク。現在2連敗でランキングから落ちているが、UFC9勝5敗の成績を残している。一本・KOの多いフィニッシャー。前回のマイク・ペリー戦は1R打撃で優勢だったが、2Rに自ら放った蹴りで足を負傷し、そのまま判定負けしている。

初の地元勢の登場に会場のボルテージが急上昇。パンチで出たダルビー。飛び膝を放つがオリヴェイラがカウンターのパンチを打ち込む。オリヴェイラバックスピンキック空振り。ダルビーがパンチ連打で出たがオリヴェイラかわす。ダルビータックルに入るが受け止めたオリヴェイラが逆に押し込む。ダブルアンダーフックに捕らえて入れかえたダルビー。テイクダウン狙い。ケージでこらえるオリヴェイラ。逆にテイクダウンすると寝かせた。残り30秒。パウンドを落とすオリヴェイラ。ダルビータックルから立って逆にテイクダウンしたがホーン。

1Rオリヴェイラ

2R。両者の右が交錯。パンチ連打で出たダルビーが右ハイ。それをキャッチしたオリヴェイラがテイクダウンを狙うが、ダルビーがスイッチしてテイクダウン。ハーフから肘を落としていく。オリヴェイラケージで立ったがすぐにまた押し込むダルビー。バック肘を入れて離れたオリヴェイラだが消耗している。ダルビーすぐに組み付くとクリンチアッパー連打。オリヴェイラが投げて一気にバックを狙うが、すぐに股下から抜けて立ったダルビー。上になるが、オリヴェイラのペダラーダが座った状態のダルビーの顔面に入りレフェリーが口頭注意。なぜかスタンドで再開。ホーン。

2Rダルビー。オリヴェイラかなり疲れている。

3R。ダルビーのパンチからの左ハイは空振り。ダルビータックル。ケージに押し込んだ。入れ替えるオリヴェイラ。ボディロックしテイクダウン。まだけっこう力がある。サイドを取った。早めに対処をしたいダルビーだがオリヴェイラが上から押さえつけて立つ動きをさせない。立てないダルビーだがレフェリー膠着とみなしてブレイク。島田イズムか?オリヴェイラまたタックル。スイッチで返そうとしたが返せず下になるダルビーだが、腕十字を狙ったところで股下から抜けて上になる。パスしてマウント!パウンド。ヒクソンクラッチしてパウンド。残りわずかでパウンドラッシュ。タイムアップ。

判定三者29-28でダルビー勝利。

会場の観客は大喜びだが、3R、レフェリーの悪い意味で空気を読んだブレイクのせいで流れが変わったのは明らかなので、モヤモヤするのは否めない。