格闘技徒然草

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Bellator228:メインイベント・ゲガール・ムサシ vs. リョート・マチダ

ミドル級5分3R。

リマッチと謳われているが、初戦は2014年のUFCブラジル大会で、リョートが判定勝ちしている。他のプロモーションのリマッチを宣伝文句にするのはどうかとも思うが、ボクシングならプロモーションがどこかとかいちいち気にしないし、別にいいのか。

ムサシはBellatorでは無敗のままタイトルを獲得し、階級下の王者ロリマクを問題にせず初防衛に成功したが、5月にハファエル・ロバトJrとの2度目の防衛戦ではテイクダウンを取られる展開で判定負けし王座陥落。今回はそれ以来の再起戦。

実力のピークでUFCからBellatorに移ってきたムサシに対し、41歳のリョートは3連続フィニッシュ負けするなど、トップから外れた状態での半ばレジェンド枠での移籍。初戦はムサシに敗れてタイトルを失った直後のハファエル・カルバーリョに接戦となりスプリット判定勝ち。2戦目はソネンとのレジェンド対決で、この試合は飛び膝でKOした。

両者の初戦はリョートが距離を取り打撃を入れていく展開で、ムサシがそれを崩そうとしないまま5R経過し、リョートが判定勝ちしている。

いつもの構えのリョート。じわじわ出るムサシだがリョートは距離をキープする。リョートの蹴りにムサシがパンチを合わせた。会場はムサシびいきでムサシコール。パンチで飛び込むムサシ。リョートはミドルを単発で入れていく。見合っている時間が長くあっという間に残り1分。入っていかない両者。ゴング。

1Rは有効打でムサシか。

2R。単発でのパンチ・蹴りを入れ合うが、ムサシが間合いを詰めてコンボを打ち込む。リョート距離を取る。ミドル、前蹴りを入れるリョートだが圧倒的に手数が足りない。残り1分になりちょっと距離を詰めたリョート。パンチから左ハイを入れるがムサシのカウンターをもらう。ムサシがまた間合いを詰めてパンチを打ち込む。ゴング。

2Rもムサシのヒットが上。

3R。ミドルを入れたリョートだがムサシのパンチもヒット。前に出てきたリョート。左を入れていくが、ムサシのワンツーをもらった。ローでスリップしたリョートだがすぐ立つ。左ハイをヒットさせたリョート。しかしバランスを崩し下に。上になったムサシがインサイドからパウンド。リョート立てずに下からパンチを入れるだけで時間がすぎる。残り30秒でギロチンを仕掛けたが浅いか。タイムアップ。

29-28リョート、29-28ムサシ、30-27ムサシ。スプリットでムサシがリベンジ成功。

いつものリョートの試合で、手数が少ない展開になったが、連打を入れる分ムサシの方が見栄えが良かった。