格闘技徒然草

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UFC244:第1試合・フリオ・アルセ vs. ハキーム・ダオドゥ

フェザー級

アルセはニューヨーク大会となると大挙して選手が出場する地元ニューヨークのタイガー・シュルマン所属。今大会も3人が出場する。先陣を切って登場するアルセはUFC3勝1敗。UFCデビュー戦以外はこれで4試合連続ニューヨークでの試合となっている。タイガー・シュルマン所属らしいストライカー。唯一敗れたシェイモン・モラエス戦はパンチで2度ダウンを喫したが、組んでバックに回って攻めスプリット判定まで持ち込んでいる。

元キックボクサーのダオドゥはWSOFでキャリアを積み、UFC初戦はギロチンで秒殺一本負けを喫したものの、その後は3連勝。前回は堀江のUFCデビュー戦の相手となり、距離を取り消極的な戦いぶりの堀江に対し次第に打撃で削っていき、3RにハイキックでKO勝ちして初のパフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞している。なお、堀江は戦いぶりと実力のいずれか(または両方)がUFCからいい評価をもらえなかったのか、わずか1試合でリリースされている。

プレッシャーを掛けていくダオドゥ。ケージ際まで詰めるとテンカオで飛び込んで押し込む。首相撲に捕らえるアルセ。入れ替えるがダオドゥ離れる。ワンツー、ハイを入れるアルセ。ダオドゥはカーフキック。アルセ飛び膝から左フックをヒット。前蹴り。両者なかなか間合いに入らない。アルセのハイは空振り。ダオドゥが首相撲に捕らえて膝。引き剥がしたアルセ。ホーン。

1Rダオドゥ。

2R。打撃戦が続くが1Rよりもアルセが出てきた。ダオドゥは距離が詰まると首相撲に。クリンチして四つでクラッチしたダオドゥだが、逆にテイクダウンを奪ったのはアルセ。立とうとして背中を向けたダオドゥから四の字バック。しかしダオドゥ反転して上を取る。アルセのガード。ダオドゥ立ってスクートに。下からハイキックを放つと立ち上がるアルセ。ホーン。

2Rも打撃の手数はダオドゥ。アルセはテイクダウンは取ったがその後の攻めがないまま立たれているので、2Rもダオドゥか。

3R。組んでケージに押し込むダオドゥ。膝。引き剥がすアルセ。パンチを打ち込むアルセをまた首相撲に捕らえたダオドゥ。ケージに押し込みつつ膝を入れる。アルセはアッパー。入れ替えようとしたアルセだがダオドゥ離れる。残り1分半で近い間合いでの打ち合いに。首相撲からバックに回ろうとしたアルセだが回れず。足を止めての打ち合い。ややアルセのパンチがヒットしている。最後に四つ組みからテイクダウンを狙ったアルセだが倒せずタイムアップ。

2R、3Rは微妙。

29-28、28-29、29-28のスプリットでダオドゥ勝利。判定を待つ間に勝利アピールをしていたアルセだが、ダオドゥの勝ちが発表されるとすぐ切り替えてダオドゥの勝利を称える。

接戦だったが、ダオドゥこれで4連勝。次はランカーとの対戦か。