格闘技徒然草

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Bellator JAPAN:RIZIN vs. Bellatorの対抗戦3カード&RIZIN提供試合4試合決定。

12.29 Bellator JAPAN追加カード。なお、大晦日RIZIN.20でもRIZIN vs. Bellatorの対抗戦2試合が組まれており、対抗戦は全5試合となる。

RIZIN×BELLATOR対抗戦>
[ユニファイドルール : 5分 3R ウェルター級(77.1kg)]
ロレンズ・ラーキン vs. 中村K太郎

ラーキンはUFCのランカーだったが契約がまとまらずフリーエージェントに。Bellatorと契約すると、初戦でドゥグラス・リマのタイトルに挑戦したが判定負け。さらに次戦でポール・デイリーにKO負けし、昨年から開催されていたウェルター級トーナメントのメンバーからは落選したものの、その後3連勝中。

RIZINウェルター級は過去2試合しか組まれておらず、そのうち1試合で勝ったストラッサー起一はRIZINとの契約を満了してBellator参戦中のため、勝利経験があるウェルター級ファイターはK太郎のみ。RIZIN.19ではマルコス・ヨシオ・ソウザにKO勝ちした。しかしUFC時代は前座~中堅クラスで、ランカーとの対戦経験はない。実績ではラーキンが大きく上回る。

RIZIN×BELLATOR対抗戦>
[ユニファイドルール : 5分 3R ライト級(70.3kg)]
ゴイチ・ヤマウチ vs. ダロン・クルックシャンク

唯一のRIZIN代表外国人としてクルシャンがゴイチと対戦。ゴイチはフェザー級時代にISAOに完勝している。ライト級に上げてからは5勝1敗で、唯一の敗戦が前王者のマイケル・チャンドラー。

クルシャンは北岡・矢地に連敗したが、その後修斗王者松本やHEAT王者トム・サントス、TUFウィナーブランダォンに3連勝。しかし、ダミアン・ブラウンとトフィック・ムサエフに敗れて開催中のライト級GPにエントリーならず。

どうせならクルシャンに勝っている矢地の方が日本向けでいいと思ったが、アメリカで生放送される関係上、元UFCクルシャンの方が需要があったか。

RIZIN×BELLATOR対抗戦>
[ユニファイドルール : 5分 3R フライ級(56.7kg)]
イララ・ジョアニ vs. 渡辺華奈

ジョアニは先月(というか20日ほど前)にBellatorに初参戦したばかりで、Bellator代表というイメージはないものの、初戦で元UFCファイターのベック・ローリングスと対戦。カードが組まれた時は、てっきりローリングスの咬ませ犬役かと思われたが、膝十字で一本勝ちしている。渡辺華奈にとっては試練の試合。

以上3試合の対抗戦に加えて、既に発表済みのヒョードル vs. ランペイジ、チャンドラー vs. ベンヘンの5試合がBellator日本大会の全カードで、アメリカのケーブルテレビ・パラマウントネットワークで生中継される。その後、ポストリムファイトとして、以下のRIZIN提供試合が行われる。RIZIN提供試合はユニファイドルールではなくRIZINルール。ただしケージの模様。

RIZIN提供試合>
RIZIN MMAルール : 5分 3R(71.0kg)※肘あり]
矢地祐介 vs. 上迫博仁

ともにRIZINでは前回敗れている者同士の潰し合い。ゴイチの相手としては矢地の方が良かったが、矢地の相手としては上迫の方が興味深い。

RIZIN提供試合>
RIZIN MMAルール : 5分 3R(77.0kg)※肘あり]
住村竜市朗 vs. ジョン・タック

昨年8月にRIZINに参戦し、ストラッサー起一に肩固めで一本負けした住村が2度目の参戦。相手のジョン・タックは山本郁栄の養子となったとされ、以前RIZINのリングで「山本ファミリーになったんだから参戦させろ」と露骨なコネ参戦をアピールしていたが、元UFCファイターでUFC時代は五味隆典にも勝利している。今年9月のBellatorに出場予定だったが、相手の負傷欠場に流れており、約1年4ヶ月ぶりの試合。今回は本来のライト級からウェルター級に上げている。

RIZIN提供試合>
RIZIN女子MMAルール : 5分 3R(49.0kg)]
アンディ・ウィン vs. あい

昨年大晦日にプロデビューしたあいは、1年間で4勝3フィニッシュ。相手のウィンはRIZINデビュー戦では山本美憂に一本勝ちしたが、RENAにはボディブローでKO負け。昨年9月の山本美憂との再戦では押さえ込まれて判定負けし、直近6戦で1勝5敗。しかしあいにとっては過去最もキャリアがある相手との対戦となる。

RIZIN提供試合>
RIZIN MMAルール : 5分 3R(53.0kg)※肘あり]
越智晴雄 vs. ジャレッド・ブルックス

8月に開始直後のバッティングでノーコンテストになった試合の再戦。

ポストリムファイトが全然Bellator要素がないが、通常のBellatorのプレリムもだいたい地元選手の試合だし、Bellatorロンドン大会なんかも本戦のみでプレリムでは地元プロモーションの試合が行われているので、Bellatorにとっては平常運転といえる。