女子フライ級だったが、計量2日前にオファーを受けたパードゥアが4.5ポンドオーバーし、キャッチウェイトに。ブラジル人対決。
シュートボクセ出身のストライカー・リプスキはポーランドのKSWで王者になったが、UFCでは得意の打撃でも押される展開でここまでいいところなく2連敗中。
ヴェロニカ・マシードの急病により、急遽UFCデビューを決めたパードゥアだが、本来はストロー級の選手。MMAデビュー戦で敗れた後、3年半のブランクを経て、昨年11月の2戦目で勝利すると、1年間で5連勝した。が、相手も同じくらいのキャリアの相手ばかり。20日前にストロー級に落として試合をしているが、普段はかなりリバウンドしているのか、直前の試合決定とはいえ大幅オーバーしてしまった。
パンチで出るリプスキ。ヒットしパードゥアダウン。インサイドからパウンドを入れるリプスキ。パードゥアはクローズドガードに。パウンド・肘をもらうが三角へ。しかし外したリプスキ。立ってスクート。パードゥア立った。打撃戦。リプスキのパンチがヒットするがパードゥアタックル。テイクダウン。今度はリプスキがクローズドガードでパードゥアがパウンドで攻める。リプスキも立つ動きなくクローズドでディフェンスに徹する。残りわずかで膝十字を狙ったがホーン。
1Rはダウンを奪ったリプスキ。
2R。リプスキがパンチ連打を打ち込むとパードゥアタックルに。クラッチしたがこらえたリプスキ。引き込み気味に下になるパードゥア。ハーフからリプスキパウンド。足をサバいてパスを狙うリプスキの顔面を下から蹴り上げてしまうパードゥア。反則で減点1。ガードから再開。ハーフにしてパウンドを落とし続けるリプスキ。残りわずかでパスを狙ったリプスキに下から横三角。時間がないが腕を極めに行くが外れてホーン。
2R減点込みで10-8リプスキ。
3R。リプスキがパンチからハイを放つがパードゥアがそこにタックル。テイクダウン。上になったパードゥアだがリプスキ下から足関に。膝十字。伸びかけたが防いでパウンドを入れるパードゥア。リプスキもぐってスイープ成功。パードゥアギロチンを仕掛けるがすぐ抜かれる。パードゥアはラバーガード。しかし解除されパウンドをもらい続ける。タイムアップ。
30-26×2、29-27の3-0でリプスキ勝利。
1Rのみ判断が分かれたが、2R・3Rはリプスキが攻勢でUFC初勝利。
パードゥアはグラップラーなのかもしれないが、直前で階級上の試合(ただし大幅オーバー)であまりいい部分は見せられず。