格闘技徒然草

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UFC245:第2試合・ジェシカ・アイ vs. ヴィヴィアニ・アロージョ

女子フライ級だったがアイが5ポンドオーバーでキャッチウェイトに。アイ2位、ヴィヴィアニ5位。

バンタム級で4連敗し、フライ級に落とすと3連勝(ただしすべて判定で2試合はスプリット)でタイトル挑戦権を手に入れたアイだが6月のタイトルマッチではヴァレンチーナ・シェフチェンコに2RハイキックでKO負け。手数で勝負するストライカー。

ストロー級クイーン・オブ・パンクラシストのヴィヴィアニは今年5月のブラジル大会で試合4日前に欠場選手の代役として2階級上のバンタム級UFCデビュー。計量では1kg以上アンダーで通常体重での試合だったがKO勝ち。2戦目は階級を1つ落とし、バンタム級でタイトルに挑戦したこともあるアレクシス・デイヴィスと対戦。後半スタミナが切れて失速したが判定勝ち。しかしフィジカルの不利を感じさせる内容だった。今回もまたフライ級で、いよいよタイトル挑戦もできそうな位置になってきているが、相手が大幅体重オーバーしているのがどう影響するか。

打撃勝負するヴィヴィアニ。右ボディから左フックを入れるアイ。パンチで出るヴィヴィアニにアイの右がヒット。打撃でやや劣勢のヴィヴィアニ、アイの左ハイをキャッチしてテイクダウン成功。ハーフで押さえ込む。放してパウンド。亀になったアイのバックを取ろうとしたがアイ立った。ロー、ハイを蹴っていくアイ。パンチで出る。アイのタックルを切ってバックに回ろうとしたヴィヴィアニだが、アイ正対して離れる。ホーン。

1R微妙。テイクダウン→パウンドで攻める展開があったヴィヴィアニだが、スタンドの打撃ではアイ。

2R。ヴィヴィアニはなおも打撃で攻める。アイは近づいてくるところに打撃を入れる。プレスするヴィヴィアニだがアイのヒットが続く。また蹴り足をキャッチして倒そうとしたが倒せず。ヴィヴィアニがパンチで出るとダブルレッグへ。タイミングよく入りテイクダウン成功。パウンドを打ち込むが立たれた。ヴィヴィアニ距離を取るがこのラウンドは取ったという判断?ヴィヴィアニのスーパーマンパンチをかわしたアイがタックルへ。こらえたヴィヴィアニだがアイが組んだまま膝を入れる。ホーン。

2Rアイ。

3R。右を打ち込んだアイ。ヴィヴィアニステップしながらアイがデてくるところに打撃を合わせているが右をもらった。パンチの正確性でアイが上回る。またパンチで出たアイにカウンターのタックル。しかし切られた。だんだんタックルが雑になってきたヴィヴィアニ。アイがプレスしていく。右がヒット。口が開き気味で疲れが見える。アイの右が入る。ヴィヴィアニも打ち返しているが。またタックル。切られた。アイが受け止めてボディに膝。タイムアップ。

29-28×3でアイ勝利。

1Rは三者ヴィヴィアニだったか。ユニファイドルールはダメージ重視になったとはいえ、やはりテイクダウンからのコントロールはある程度評価される。2Rせっかくテイクダウンを取ったところで立たれたのがもったいなかった。次は本来のストロー級に落としての試合を期待。