格闘技徒然草

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UFC245:第10試合・マルロン・モラエス vs. ジョゼ・アルド

バンタム級。ランキング1位モラエス、アルドはフェザー級の3位。

WSOFでは不動の王者だったモラエスUFC初戦はいきなりハファエル・アスンサオ相手にスプリット判定負けで洗礼を受けたが、その後は4連勝。3戦目から3試合連続1Rフィニッシュ・パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト獲得を達成し、セフードとの王座決定戦が組まれたが、2Rからギアを上げたセフードの首相撲からの膝で削られ、3Rに下になった所にパウンドをもらいKO負け。

アルドはバンタム級転向初戦。フェザー級ではホロウェイに連続KO負けで完敗したが、そこから連続KO勝利。が、前回はセミでタイトルに挑戦するヴォルカノフスキー相手にケージに押し込まれ続けて判定負けしている。一度は引退も口にしていたが、階級を落として続行。フェザー級でも大きい方ではなかったが、相当な減量だったことは間違いなく、落としてフェザー級時代の動きができるかどうかはわからない。勝てばいきなり次の挑戦者になるということも考えられるが、思うように動けなければ再び引退の考えも出てくるだろう。

ハイを入れたモラエス。ガードしたアルドだが今度は左ハイ。また左ハイ。若干面食らったアルド。前に出たモラエスにカウンターのワンツー。しかしモラエス飛び込んで左。かわしたアルド。アルド出ていく。ステップし距離を作るモラエス。飛び込んで左がヒット。ワンツー。アルドの顔面をかすめる。アルドデルがパンチで止めるモラエス。モラエスロー。さらにまた飛び込んでの左。アルドは出ていくがかわされている。残り1分。圧を強めたアルド。下がるモラエス。パンチを打ち込んだアルドだがモラエスもパンチを返す。しかしアルドのパンチがヒット!若干効いたかに見えたがモラエス四つに組む。投げを狙うアルドだがモラエスが投げ返しテイクダウン。押さえ込む。ホーン。

1Rモラエス。アルド動きは悪くないが…。

2R。また間合いを詰めるアルド。アルドのローに右を合わせるモラエス。圧を強めるがモラエス右ボディ。ジャブからボディブローを入れたアルド。アッパー。モラエス下がる。しかし出てくるアルドをジャブで止める。アルドのパンチがヒット。下がらせるが、さらに出ようとしたところでモラエスがパンチで止める。アルド優勢だが完全にペースを握るには至らない。出ていくアルドにモラエスはサイドステップで距離を取る。飛び膝を放つがモラエスかわした。ずっとプレッシャーを受けているモラエス、アルドがパンチを打ち込むが打たれても返す。アルド出るがジャブで止めたモラエス。ホーン。

2Rアルドが取り返した。

3R。また出ていくアルドだがモラエスがジャブ連打。どんどん出るアルド。しかし距離を取られパンチがヒットせず、モラエスがジャブで手数を稼ぐ。アルド、このラウンドはヒットが少ない。モラエスは完全にアウトボクシングに切り替えたか。飛び込んで右。モラエスタックル。切られた。しかしワンツーを入れる。また飛び込んでジャブ。残りわずかでバックスピンキックを入れたモラエスだが、アルドは最後打ち合わずに距離を取り勝利アピール。ホーン。

判定割れた。29-28、28-29、29-28のスプリットでモラエス勝利。

3Rはスタッツではヒット数も五分で判断が分かれるところだったが、アルドが最後に出ていかなかったのが裏目に。しかし2Rの攻めはモラエスでなければそのまま押し切れていたかもしれない。まだまだ見たい存在。