格闘技徒然草

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UFC245:第11試合・アマンダ・ヌネス vs. ジャーメイン・デ・ランダミー

女子バンタム級タイトルマッチ5分5R。

昨年末にクリス・サイボーグをKOし、現在UFCで唯一の同時二冠王となっているヌネス。7月にはホリー・ホルムを1RKOし、バンタム級王座の4度目の防衛に成功している。フェザー級はクリス・サイボーグがUFCからリリースされ、非常にほそぼそとながら続いているが、現在ヌネスのタイトルに挑戦できそうな選手は見当たらない。

GDRは初代のフェザー級王者。タイトルを獲得したものの、クリス・サイボーグ相手の防衛戦を拒否し、わずか半年でタイトル剥奪されている。その後はバンタム級に戻し、ラケル・ペニントンと売出し中のアスペン・ラッドに勝利。恵まれたフィジカルを活かした重い打撃が武器。2013年にアマンダ・ヌネスに敗れてからは負けなしだが、6年間でこれが6戦目と、欠場期間が長い。前回はMMAキャリアがまだ7戦目だったGDRからヌネスがテイクダウンを奪うとマウントからのパウンドラッシュで1RKO勝ちしている。GDRはそれ以降テイクダウンを奪われていない。

ヌネス出ていく。ミドルをキャッチしたヌネスだがGDRは片足でこらえてパンチを入れる。離れた。ワンツーで飛び込んだヌネス。さらにワンツー。そこからタックル。テイクダウン!インサイドから立ち上がりパウンド!スクランブルで立ち上がったGDR。すぐにギロチンを仕掛けたヌネス。引き込んで絞めるがかかりが浅く外れた。GDRがケージに押し込むが、ヌネスがダブルレッグでまたテイクダウン。そしてパウンドを落としていく。肘。パウンド。蹴り放したGDRだがヌネス立たせずパウンドラッシュ。腕でブロックしているGDRだが上から殴っていく。パウンドを入れてパス。サイドから肩固めへ。肘を立てて防いでいるGDR。放したヌネスだがパウンド、肘。スクートでホーン。

ヌネス10-8。しかしラッシュでスタミナを使った割にはダメージはそこまでではないか。

2R。ハイを入れるGDR。ジャブ。ヌネスはカーフキック。GDRは右フック。プレスしていくGDR。右がヒット。GDRが前に出るタイミングでヌネスタックル。テイクダウン。GDR下からホールディング。ヌネスも細かいパウンドだけで攻めず、ブレイクがかかる。GDRまた出ていく。右ハイがヒット!距離を取るヌネス。GDR追いかけて組むと首相撲から膝!ヌネスを押し込みパンチ・肘。さらに膝を放つがそこにヌネスがタックル。テイクダウン。しかし上になっても休んでいるヌネス。肘を一発。GDR三角狙い。しかし解除した。ヌネス立ってスクートになるが、飛び込んでのパウンドは足に阻まれた。ホーン。

2RGDR。ヌネスはテイクダウンを取ってもそれ以上攻められなかった。

3R。またGDRが出るところにタックル。テイクダウン成功。ヌネスがハーフに。GDRはディープハーフからスイープを狙うがヌネスが上をキープ。ハーフからパウンド。GDRは下からホールディングするのみ。ヌネスが肘・パウンド。立ったヌネスだがまたパスを狙う。サイドに出てパウンド・肘。GDRシングルレッグからようやく立ち上がったが残り20秒。ヌネススイッチ。ホーン。

3Rヌネス。GDR、ちょっとテイクダウンを取られすぎているし、リカバリーもさせてもらえない。

4R。ヌネス即タックル。切れずに倒されたGDR。ハーフから肘。パウンド。GDRは下から似ーシールドで防ぐと三角!そのままスイープ。しかし抜かれて立たれた。ヌネスパンチを打ち込むフェイントからタックル。テイクダウン。ガードを取るGDR。ヌネス上で休んでいる。細かいパウンド。GDRはディフェンスするだけ。ホーン。

3Rヌネス。GDRはフィニッシュするしかない。

5R開始と同時にヌネスタックル。テイクダウン。GDRも疲れがあるのだろうが、簡単に倒されてしまった。そして下からクローズドガード、ホールディングでディフェンスしかしない。ヌネスは密着したままパウンドを入れ続ける。大きなダメージはないが攻め続けているのでヌネスとしては十分。一方のGDRはディフェンスするだけで何もない。下から殴り返すGDRだが手打ち。ヌネス立って飛び込みながらパス。時間がない。サイドで押さえ込みタイムアップ。

49-44、49-45、49-46の3-0でヌネス勝利。

1Rはラッシュで仕留めに行ったが、そこで疲れたのか、それ以降はきっちりキープしながら削っていくことに専念した。GDRは倒されてからのリカバリーが無さすぎた。ヌネス戦以降はテイクダウンされずに来たが、そこまで打撃とテイクダウンが強い相手とやっていなかったからなのか、簡単に倒されてしまった。