イーウェルはUFC2勝2敗。デビュー戦でいきなり元王者(だが落ち目)のヘナン・バラォンと対戦しスプリット判定勝ち。前回は4連勝中のマルロン・ヴェラと当てられ、パンチのラッシュでアグレッシブに攻めるヴェラにKO負け。ローカル時代は(相手のレベルの問題もあると思うが)1RKO勝利が非常に多かった。
地元テキサス在住のマルチネスは25歳でMMA11勝2敗。代役でのUFCデビュー戦はアンドレ・スークムタズに判定負け。その後2戦はウリジ・ブレンとリュウ・ピンユエンの中国人ファイターに2連勝。ピンユエン戦はひたすらサークリングで距離を取る相手を捕まえられず、大ブーイングの中、3Rに顔面への膝がビッグヒットし逆転KO勝ち。
ロー・ミドルを入れていくマルチネス。イーウェルが飛び込んで左をヒット。前蹴りがボディにヒットし嫌がって下がるイーウェル。マルチネス追いかけてハイを入れた。しかし出てきたところにイーウェルがカウンターの左を打ち込む。下がったマルチネスにパンチで追い打ち。手数を増やしてきたイーウェル。マルチネス一転タックルへ。ケージに押し込みボディロックからテイクダウン狙い。ケージでこらえるイーウェル。残り10秒で両者パンチのラッシュ!ホーン。
2R。前に出るマルチネスだがイーウェルが飛び膝からパンチの連打を入れる。マルチネスのタックルは切る。激しい打撃戦。イーウェルがタックルを切ってパンチを打ち込む。マルチネスのハイをかいくぐってワンツーをヒット。マルチネスの前蹴りがボディに入り、腹を抱えて前かがみになるイーウェル。効いたように見えたが距離を取りごまかすイーウェル。しかしケージに詰められパンチを貰う。さらにカーフキックでスリップダウン。ホーン。
2Rマルチネス。
3R。距離を取るイーウェル。追いかけながらパンチ・前蹴りを入れていくマルチネスだが、イーウェルは時折飛び込んで連打で手数を稼ぐ。両者とも自分がリードしていると思っているのか、展開を変えないまま残り1分。マルチネスのテンカオが顔面にヒット。残り15秒で両者足を止めての打ち合い。タイムアップ。
29-28マルチネス、29-28イーウェル、30-27イーウェルでイーウェル勝利。しかし会場はブーイング。
微妙なラウンドもあったが、1Rと3Rはイーウェルが手数で取ったのでは。