ヘビー級。ルイス6位、ラティフィはライトヘビー級12位。
奇跡的な逆転KOを演出する喧嘩屋ルイス。とにかく一発がある。しかしコーミエ戦とJDS戦という強豪の対戦では下馬評通りの実力差を見せられて完敗。前回は元WSOF王者イワノフ相手にパンチでダウンを奪ったものの、僅差判定での勝利。生まれはルイジアナ州だが、現在は地元テキサスに在住し、ヒューストンの4ozファイトクラブでトレーニングしている。
ラティフィは地元スウェーデン大会のメインでゲガール・ムサシと対戦予定だったグスタフソンが負傷欠場し、急遽代役としてUFCデビューを飾っている。正直、契約の経緯から全く期待されていなかったが、OSPを1Rギロチンチョークで仕留め、UFCで初のボーナスを獲得すると、タイトル挑戦をアピールするまでに。が、コーリー・アンダーソンとヴォルカン・オーズデミアに敗れて2連敗中。身長178cmと、ライトヘビー級どころかミドル級でも小柄だが、逆に増量してヘビー級に。デビューから2試合のみ、ヘビー級で戦っており、今回が約11年ぶりのヘビー級復帰。計量では111.8kgと、ライトヘビー級リミットより20kg近く重い。普段ここから落としているなら、たしかに階級を上げたほうがいいかもしれない。
ライトヘビーの時よりも一回り大きいラティフィだが、腹の周りがゆるい気もする。
ルイスがプレスしていく。ラティフィはまず距離を取りパンチの間合いに入らない。しかしじわじわ下がりケージ際に。ルイスが右で飛び込むと、前に出て組み付いたラティフィ。押し込むルイス。ラティフィパンチを入れて離れる。ルイス飛び膝!ヒットしたが当たりどころが良かったか、そのまま組み付いたラティフィ。タックル。シングルレッグ。こらえたルイス。押し込むラティフィだが膠着ブレイクに。また出るルイス。左ハイ。前蹴り。また左ハイ。組んだラティフィがケージに押し込む。シングルレッグ。しかし倒せない。離れた。ルイスまた飛び膝。また組み止めたラティフィ。ホーン。
1Rルイス。
2R。また圧をかけるルイス。ロー。ラティフィもロー。ルイスまた飛び膝。しかしまた組まれる。押し込むラティフィ。入れ替えたルイス。肘。膝。しかしラティフィがボディロックの体勢になりテイクダウン。ハーフ。ラティフィ、ハーフのまま細かいパウンドを入れる。ルイス下で動かない。動きがなくレフェリーがブレイク。残り45秒。ルイスがラウンドを取るためパンチを振るっていくが、ラティフィまた受け止めて四つから投げる。テイクダウン。またハーフで押さえ込んだ。パウンド。ホーン。
2Rはラティフィ。
3R。右を打ち込んだルイス。また飛び膝。しかし読まれている。ラティフィ受け止めて押し込む。テイクダウン。ルイス動かない。ラティフィも密着したまま押さえ込んで細かいパウンドを入れるのみ。ルイス、残り2分で亀になり立った。離れるがまた飛び膝。また組まれる。投げてテイクダウン。しかし押さえ込まれる前に立った。時計を見るラティフィ。ハイを入れるルイス。組んだラティフィだが差し替えし引き剥がすルイス。パンチを打ち込む。もらっているラティフィだが凌ぐ。タイムアップ。
三者29-28でルイス勝利。
ラティフィ、押さえ込むだけで勝つには体力差が厳しかった。