格闘技徒然草

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UFC on ESPN+25:第9試合・ホジェリオ・ボントリン vs. レイ・ボーグ

フライ級だったが、ボーグが2ポンドオーバーしキャッチウェイトに。ボントリン7位、今回からフライ級に戻すボーグはまだランク外。

ボントリンはパンクラスで春日井寒天たけしから腕十字でタップを奪った(体重オーバーのためノーコンテスト)したが、グランドスラムでは田中路教にチョークで一本負けし、キャリア唯一の黒星を喫している。UFCデビュー戦はWSOFフライ級王者のマゴメド・ビブラトフと対戦し、ジャッジが真っ二つに割れる接戦でスプリット判定勝ち。2戦目は第1試合に出場したパイバに首相撲からの膝でカットさせてTKO勝利で2連勝。

DJのタイトルに挑戦したこともあるボーグだが、マクレガーのバスアタックに巻き込まれて負傷するなどブランクが開き、階級をバンタム級に上げて復帰したが、そこでも体重オーバーした上に判定負け。前回はUFCデビュー戦のガブリエル・シウバにテイクダウンから押さえ込む展開で判定勝ち。UFC11戦でこれが4度目の計量失敗。

打撃戦からタックルに入ったボーグだが、受け止めたボントリンがケージに押し込む。大内テイクダウン狙い。押し込んで膝。テイクダウンをこらえたボーグだがスタンドでバックに回られる。正対。ボーグシングルレッグ。こらえるボントリンだがボーグは尻クラッチに切り替えてテイクダウン成功。肘。ボントリンはハイガードで下から仕掛けるが、パウンドを落とすボーグ。残り1分。ケージを使って立ったボントリン。なおも放さずテイクダウンを狙うボーグ。また倒した。立てないボントリン。ホーン。

1Rボーグ。

2R。ボーグすぐタックル。こらえるボントリンだがスタンドでバックを取られ、投げて倒されたところにボーグがバックマウント。チョーク。外したがなおもバックマウント。ボントリン背負って立つが、スタンドで四の字バックからなおもチョークを狙うボーグ。降りたボーグだがなおもバックキープしテイクダウン。ハーフ。ガードに戻すボントリンにパウンドを落とすボーグ。ボントリンまたハイガードから仕掛けるもパウンドを貰う。下から蹴って(顔面に入った気がしたが…)立とうとしたボントリンだがまたバックを取られ、背中に乗ったボーグがチョーク。防いでいるがそのままホーン。

2Rボーグ。

3R。ボーグちょっと疲れてる?スタンドで下がる。ケージまで下がったところにボントリンが組み付くが、ボーグタックルに入りテイクダウン。バックを取らせて立つボントリンだがボーグは放さず投げるとまたバックマウントに。また背中に乗るボーグ。チョークを防がれ降りるが、なおもバックキープして投げを狙う。テイクダウン。インサイドから肘・パウンド。ボントリンのハイガードをサバいてパス。バックに回る。残り30秒。ハーフバックからパウンド。立ったが再びテイクダウン。パウンド。タイムアップ。

30-27×2、30-25の3-0でボーグ勝利。

ボーグはトップ10ファイター(とはいえ実質フライ級中堅クラス)に元タイトル挑戦経験者として力の差を見せて完勝。しかし度重なる体重オーバーを考えると、またバンタムに戻されそう。