格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

RIZIN.21:予想と展望

例年1月~3月くらいまで休止期間のRIZINが今回は過去最速の2月に始動。キックや柔術エキシを含めても今までと同じ程度の試合数で、MMAはわずか7試合。まあ無理に試合数を増やしてもダレるだけなので、余計な挨拶等も抜きでサッと終わった方が満足感は高いかもしれない。

第3試合・ヴガール・ケラモフ vs. カイル・アグオン

のっけから地味オブ地味の外国人同士のマッチメイク。まあ逆に普段の地上波ゴールデンで中継される大会では組めないだろうから、今大会ならではか。

ライト級GP優勝のムサエフの同門・ケラモフ。ローカルの実績では実力がいまいち測れないが、地味強アグオンに勝利できるなら今後も呼ばれるだろうし、フィニッシュするようなら相当の実力者と言っていい。もしアグオンに負けるようなら両者ともこれっきりか。

ケラモフ判定勝ち。

第4試合・トレント・ガーダム vs. 井上直樹

初参戦井上直樹の相手が意外にもガーダム。ここで初参戦選手を連れてきて、それが意外に強い選手だったりして、苦戦した上に勝ってもどれくらい強いのかわからないから、相対評価ができる相手を連れてきたのは良かった。前回のビクター・ヘンリー vs. ガーダムがまさに期待の初参戦選手と良くわからない意外と強い初物を当ててしまった試合で、ヘンリーが一本で勝ったが強さが伝わらず盛り上がりに欠けた。

打撃・テイクダウンディフェンスがそこそこあるガーダム。井上はDEEPでの北田戦を見る限り、強さが増していると思うので、きっちりフィニッシュすることを期待したい。

井上一本勝ち。

第6試合・金太郎 vs. 加藤ケンジ

ご当地加藤の地元枠の試合。以前の神戸大会のフルスイングのように、勝っても今後継続参戦することはなさそう。

金太郎KO勝ち。

第7試合・マルコス・ヨシオ・ソウザ vs. ファルコ・ネト

地元枠のヨシオはK太郎とのRIZINデビュー戦ではまったく打撃に対応できずKO負け。MMAへの順応ができていなかった。今回はもう少し下のランクで実力が測れる相手との試合が見たかったが、ポルトガルローカルで11勝10敗のネトとの対戦に。まあヨシオは35歳で今からMMAの実力が飛躍的に伸びるとも思えないので、今回は地元でスッキリ勝つ所が見せられたらいいという感じか。

ヨシオ一本勝ち。

第8試合・ロッキー・マルティネス vs. 関根シュレック秀樹

地元枠・46歳のシュレックはONEでいきなりヘビー級タイトルマッチが組まれたが秒殺KO負け。2戦目はさらに短い時間でKO負け。3戦目は初めてテイクダウンに成功するなど秒殺はされなかったが、2Rにスタミナ切れして結局KO負け。マルティネスを1Rでテイクダウンして一本取れるかどうか。取れなければKO負けか。

マルティネスKO勝ち。

セミファイナル・ビクター・ヘンリー vs. 金原正徳

今大会もっとも勝負論のあるカード。37歳になった金原はMMAは1年10ヶ月ぶりだが、DEEPでの過去2戦はいずれも相手の実力が微妙。実力者との対戦ということであれば、UFC最後の試合となった4年前のマイケル・マクドナルド戦まで遡る。

当時の実力が健在なら金原だが、練習では衰えを感じていなくても、MMAの強豪と実際に試合で対戦して、今までと同じ感覚でやれるかどうか。

逆にその不安さえなければ金原の勝ちは動かないと見る。金原判定勝ち。

メインイベント・朝倉未来 vs. ダニエル・サラス

朝倉兄は4月の横浜大会の出場も今から決まっているということで、キツいマッチメイクにならないのは仕方ないか。油断していると足元をすくわれる…ということもなさそう。

朝倉KO勝ち。

オープニングファイト(キック3試合)開始が明日13時から。Bellator終わり次第、実況します。