格闘技徒然草

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UFC249:第5試合・アレクセイ・オレイニク vs. ファブリシオ・ヴェウドゥム

ヘビー級。オレイニク12位。ヴェウドゥムはランク外。

72戦のキャリアを誇るオレイニク。一本勝ちが多く、マウントを取られた状態からのエゼキエルチョークを2度決めている。さらに、MMAキャリアトータルで14回エゼキエルチョークで勝っており、確認できる記録では世界最多と思われる。アリスターとウォルト・ハリスに1RKO負けで連敗していたが、前回はノーランカーのモーリス・グリーンに、1Rに袈裟固めで絞め上げたものの、力を使いすぎて失速。大ピンチとなったが腕十字で46回目の一本勝ちを飾った。

UFC&柔術ADCC世界王者ヴェウドゥムはオレイニクと同い年の42歳。ケイン・ベラスケスから一本勝ちしタイトルを獲得したのが5年前。初防衛戦では地元ブラジルでミオシッチにKO負け。その後3勝2敗ながら上位ランクをキープしていたが、USADAの検査で禁止薬物が検出され、40歳にして2年の出場停止処分を受けている。今回が処分明けの初戦。

2年のブランク・42歳という年齢で、腹がかなりバッドシェイプなヴェウドゥム。オレイニクのパンチを貰った。腕でブロックするヴェウドゥムだがオレイニクさらにパンチを打ち込み組み付く。首相撲にとらえて引き剥がしたヴェウドゥムだが、オレイニクまたパンチの連打。スピードがないパンチだがヒットしている。右フック、アッパーがブロックの隙間を縫ってヒット。首相撲でしのごうとするヴェウドゥムだが引き剥がされる。ヴェウドゥム膝。ケージ際でパンチを打ち込むオレイニク。首相撲を狙ってなんとか凌いでいるヴェウドゥム。スタンドでバックに回ったオレイニク。グラウンドに引き込もうとするがホーン。

1Rオレイニク。

2R。パンチから組んでいったオレイニクに首を抱えてギロチンを狙うヴェウドゥム。離れた。パンチで攻めるオレイニク。ヴェウドゥムは首相撲から膝。ロー。オレイニクも疲れた。パンチで攻めるがヴェウドゥムの膝をもらう。ヴェウドゥムタックル。スローだったがテイクダウン成功。ハーフ。亀になったオレイニクからバックマウント。チョークを狙うが股下から抜けられて立たれる。オレイニクまたパンチのラッシュ。ディフェンスしているが後退するヴェウドゥム。オレイニクの右がヒット。ホーン。

2Rオレイニク。

3R。ヴェウドゥムまたスローなタックル。テイクダウン。オレイニク亀になりバックマウント。バックから腕十字を狙ったヴェウドゥムだが、オレイニク正対し上を取る。インサイドからパウンド。ヴェウドゥムはキムラ狙い。そのままスイープしてマウントに。また亀になったオレイニクにスパイダーウェブの体勢から腕十字狙い。なんとか逃れたオレイニクからマウント。しかしまた股下から抜けられる。スタンド。残り1分。またパンチを入れていくオレイニク。ヴェウドゥムシングルレッグでテイクダウンしたが時間がない。亀でこらえるオレイニク。ヴェウドゥムギロチンに入るがタイムアップ。

29-28ヴェウドゥム、29-28オレイニク、29-28オレイニク。スプリットでオレイニク勝利。

割れたのは2Rか。ランキング6位 vs. 元王者とは思えないくらいグダグダの試合内容。