格闘技徒然草

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UFC251:ボーナス発表/総評

メインはカマル・ウスマンが久々の塩漬け勝利。ここ最近は圧倒する試合が多かったが、序盤打撃で劣勢になると、安全策に切り替えて手堅く戦った。マスヴィダルのスタミナ切れが早かったのは、出場が決まってからは減量しかできなかったのも影響したのかもしれない。

試合後、次期挑戦者は予定通りギルバート・バーンズになることが発表されている。本来ライト級でフィジカルの差があるバーンズでは、同じ戦法で来られたら期待感が薄そうだが。

セミのダイレクトリマッチは前回以上の接戦に。ダナ・ホワイトが僅差だと言った前回は、実際はメディアのジャッジでは50-45もつくくらいで誰もホロウェイを支持していなかったが、

Alexander Volkanovski def.  Max Holloway :: UFC 245 :: MMA Decisions

今回は本当に割れている。そして、若干ホロウェイが多い。

Alexander Volkanovski def.  Max Holloway :: UFC 251 :: MMA Decisions

割れたのはてっきり3Rだと思ったが、3Rは三者ヴォルカノフスキーで、5Rに1者ホロウェイをつけたジャッジがいたとのこと。

試合前はモチベーション低めなコメントも見受けられたホロウェイだが、内容は非常に良かった。これで折れることなく、3度目の挑戦を狙って欲しい。

同じくタイトル戦で敗れたアルドも良かった。これがタイトル戦ではなく3Rマッチならアルドの勝ちもあり得るかもと思った。残念ながら長期戦の経験よりも、ヤンの若さが5Rの有利に働いてしまった。3Rにボディを効かされても諦めず逆転につなげたヤンはまだまだ未完成な部分が多いが、このまま防衛を続けたらとんでもない強さの王者になりそう。

プロハースカは1R打たれる場面が多かったが、自らのスタイルを信じて貫き通し、UFCデビュー戦でボーナス獲得しての勝利。ランキング7位のオーズデミアに勝ったことで一気にトップ10ランク入りが確実に。正直今後の不安もかなり多い試合内容だったが、何より勝てたのが良かった。ライトヘビー級は層が薄いので、かつてのオーズデミアのように3連勝すればタイトル挑戦のチャンスは十二分にある。オーズデミアはまだ打ち合いをしてくれる相手で良かったが、これから様々なスタイルの相手と対戦していく中で、どこまで対応できるか。