格闘技徒然草

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UFC on ESPN13:第9試合・ジミー・リベラ vs. コーディ・スタマン

フェザー級。両者ともバンタム級ランカーで、リベラは8位、スタマンは9位。しかし両者とも主戦場はバンタム級で考えている模様。

MMAデビューから20連勝、UFCデビューから5連勝したリベラだが、そこから1勝3敗で連敗中。とはいえ、負けた相手はマルロン・モラエス、アルジャメイン・スターリング、ピョートル・ヤンで、現在の王者・ランキング1位と2位の上位3人。極真空手がバックボーンだが、22勝中判定勝ちが16回と手堅い。3月に新型コロナウイルス陽性となったが回復している。新型コロナウイルス感染経験者がUFCで試合するのはこれが初めて

スタマンは先月6日以来、約40日での連戦。前回もバンタム級のブライアン・ケレハーとフェザー級で対戦している。弟が試合9日前に亡くなるという悲しみを乗り越えて判定勝ち。バックボーンはレスリングで、UFC5勝1敗1分け。負けた相手はアルジャメイン・スターリング。ソン・ヤドン戦ではテイクダウンでヤドンを封じ込めてドローに持ち込んでいる。

プレスするリベラだがそれ以上は詰めない。出てきたスタマンにパンチを打ち込み組み付くが、離してまたパンチを一発入れる。リベラのローをキャッチして倒したスタマンは、リベラの立ち際にパンチを入れて離れる。スタマンの蹴りを逆にキャッチしたリベラが倒すと上に。ケージで立つスタマン。押し込むリベラだが、スタマンがタックルに入り倒しかける。バックを取らせて立ったリベラ。スタマンはボディロックしたまま足踏み。残り1分。その体勢で動きがないと見てレフェリーブレイク。スタマンはそれはないだろというポーズ。両者出ていかないが自分か取っているという認識か。リベラがパンチで出たところにスタマンも返す。ホーン。

コントロールしていた時間の長さではスタマンだが、打撃のヒット数でリベラのラウンドか。

2R。タックルに入ったスタマンが脇をくぐってスタンドでバックを取る。投げて倒そうとしたがリベラすぐに立つ。1Rもずっと続いたスタマンがバックについた体勢。リベラ正対。入れ替えると逆に尻クラッチしてテイクダウン。ハーフバックからパウンドを入れるがスタマン立って正対。なおも押し込みリベラだが入れ替えるスタマン。離れた。リベラプレスする。パンチを打ち込むがスタマンも返す。首相撲から膝をボディに一発入れたリベラ。距離を取るスタマン。お互いパンチの間合いのギリギリまでしか入らない。スタマンのワンツーにカウンターの飛び膝がヒットしたが、リベラは効いてないとアピール。ホーン。

2Rもヒット数でリベラか。スタマンは自分が取っていると思っているかもしれないが…。

3R。タックルに入ったスタマンだが、リベラは受け止めると、ケージ際で入れ替えて押し込む。パンチを入れて離れた。ローを入れるスタマン。やはり両者間合いに入らない。スタマンタックル。ケージに押し込む。ボディロックして膝を入れるとシングルレッグに切り替える。リベラはギロチンに抱えた。そのままこらえるリベラ。離れた。残り50秒。リベラが出てパンチを入れる。スタマンも出てきたところに打ち返すが、自分からは出ていかない。残り15秒で下がって距離を取る。最後にパンチを打ったがタイムアップ。

30-27×2、29-28の3-0でリベラ勝利。スタマンは特に不満の様子もないが、それならもっと勝負に行くべきだったのでは。