格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

UFC252:第7試合・ジョン・ダドソン vs. マラブ・デヴァリシビリ

バンタム級。ダドソン12位、デヴァリシビリ15位。

バンタム級転向後4勝4敗のダドソン。ステップで距離を取り手数を稼ぐスタイルにしてから、勝っても負けても判定の試合が続いていたが、前回はノーランカーのナザニエル・ウッドに、いつも通りの距離を取ってヒットさせていていく展開から、3Rにカウンターでダウンを奪い、すかさずパウンドをまとめてのKO勝ち。しかしバンタム級ではランキング下位に甘んじている。

ノンストップテイクダウンマシンのデヴァリシビリは、UFC6戦で最初の2戦は連敗したが、その後4連勝中。6戦すべてフルタイムで、テイクダウン回数は11回・6回・5回・12回・13回と、3度も2桁に乗せている。テイクダウンの回数が4回以上になるということは、一度テイクダウンしてから立たれているということを意味しているが、デヴァリシビリは立たれてもしつこくテイクダウンを仕掛けて倒していく無尽蔵のスタミナがある。一方で、前回は直前UFCデビューの相手にフィニッシュを狙おうとする意図は十分感じられたものの、いつも通りの判定勝ちになってしまった。

ジャブで牽制するデヴァリシビリ。パンチからタックルへ。倒した。ダドソンの立ち際にバックを取る。投げて倒すがすぐに立つダドソン。投げを狙いつつ膝を入れるデヴァリシビリ。引き剥がしたダドソン。ダドソンが飛び込んで左。さらにハイ。ホーン。

1Rデヴァリシビリ。

2R。ボディに一発パンチを入れたダドソン。デヴァリシビリが足を掬うが引き浮いたダドソン。ケージ際まで詰めてダブルレッグに入るデヴァリシビリ。持ち上げてケージ中央で叩きつけるが、押さえ込まれる前に立つダドソン。デヴァリシビリバックブローから左フック。かすめた。タックルに。引き剥がすダドソン。デヴァリシビリまたタックルで押し込む。押し込みながらパンチを入れるとまたタックル。倒した。すぐ抜け出して立つダドソン。タックルのフェイントからパンチを入れたデヴァリシビリ。ダドソン手が出ない。プレスするデヴァリシビリにパンチを入れたが、デヴァリシビリがダブルレッグで倒した。ホーン。

2Rもデヴァリシビリ。

3R。ノリノリのデヴァリシビリ。プレスしていく。パンチを入れたデヴァリシビリ。ダドソン手が出ない。右をヒットさせたデヴァリシビリ。また右を打ち込むとタックル。尻クラッチからリフトしてテイクダウン。倒された瞬間に立つダドソン。右を入れたデヴァリシビリにダドソンも左を返すが、スタンドでプレッシャーを受けて後退。デヴァリシビリの右がカウンターでヒット。フィニッシュが必要なダドソンだが手数が少ない。ダドソンが出るところにタックル。尻餅をついたがすぐに立った。デヴァリシビリは押し込みで時間を使う。残り10秒で離れた。パンチで出るダドソンだがタイムアップ。

両手を上げたダドソンだが…。デヴァリシビリは雄叫び。

三者フルマークでデヴァリシビリ勝利。

今回はテイクダウンとしてカウントされたのは2回のみだったが、デヴァリシビリらしさ全開での勝利。

デヴァリシビリは他の仕事をしながら格闘技をしていたが、今後は格闘技一本に絞るとのこと。この後セミで試合をするショーン・オマリーとの対戦をアピール。