格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

UFC on ESPN+33:オッズ/予想と展望

アンソニー・スミス 3.35
アレクサンダル・ラキッチ 1.36
ロビー・ローラー 2.95
ニール・マグニー 1.43
アレクサ・グラッソ 1.31
キム・ジヨン 3.60
リカルド・ラマス 1.34
ビル・アルジオ 3.45
マゴメド・アンカラエフ 1.30
イオン・クテラバ 3.75
マキ・ピトーロ 2.03
インパ・カサンガナイ 1.81
マロリー・マーティン 1.31
ハンナ・サイファーズ 3.65
アレッシオ・デ・キリコ 1.87
ザク・カミングス 1.95
アレックス・カサレス -
TBA -
ポリアナ・ヴィアナ 2.25
エミリー・ウィットマイア 1.69
ショーン・ブラディ 1.25
クリスチャン・アギレラ 4.25

今回もまたカード変更多数。メインに予定されていたヤイール・ロドリゲス vs. ザビッド・マゴメドシャリポフがロドリゲスの負傷により中止となり、リカルド・ラマスと対戦予定だったライアン・ホールは欠場。ニール・マグニーと対戦予定だったジェフ・ニールの健康問題により欠場。アレックス・カサレスと対戦予定だったギガ・チカゼは欠場となり、代役でケビン・クルームの出場が決まったが、発表後まもなくキャンセルとなり、現在は未定となっている。

ヤイール vs. マゴメドシャリポフに代わってメインに昇格(ただし3R)したのはライトヘビー級ランカー対決。絶対王者JJが10年に渡り牛耳っていた(途中お休みあり)ライトヘビー級が、JJの王座返上でようやく動き出した。来月のUFC253では1位ドミニク・レイエスと3位ヤン・ブラホヴィッチで王座決定戦が行われるが、JJ相手に互角以上だったレイエスを除くと、たいていJJか、JJに負けた選手にすでに負けてる選手ばかりが残っており焼け野原の状態。この2人もランキング的には次期挑戦者になってもおかしくないが、今のところその気配はない。

ミドル級から転向後3連勝でJJのタイトルに挑戦したアンソニー・スミスだが見せ場も作れず敗戦。次のグスタフソン戦ではチョークで勝利したが、前戦のテイシェイラ戦では3Rにテイシェイラのパンチでダウンを喫し、ストップが妥当な状態で試合が続行され、その後もダウンを繰り返して5Rにようやくストップがかかった。おかげでスミスの評価も大きく下がってしまった。

キックボクシングがバックボーンのラキッチはオーストリア出身の選手として初のメイン登場。プロハースカ、クリロフ、アンカラエフらと並んで20代の新世代ランカー。UFCデビューから4連勝した後、昨年の韓国大会でヴォルカン・オーズデミアと対戦したが、接戦の末スプリット判定負け。しかしメディアのジャッジはほぼラキッチを支持しており、評価は落ちていない。

今後の期待も込めて、ラキッチのKO勝ちを期待したい。

セミは元ウェルター級王者ロビー・ローラーが登場。元のジェフ・ニールよりもよほど豪華なカードに。王座陥落後、ドナルド・セラーニには勝ったが、そこから3連敗中。誤審っぽかったベン・アスクレン戦はともかく、ハファエル・ドス・アンジョスとコルビー・コビントンにはスタンドで終始劣勢。特にコビントン戦では倍以上の打撃をもらい完敗。38歳とそろそろ衰えも気になる年齢になっている。オッズも下位ランカーのマグニーが優勢。

第1試合開始予定は30日朝7時。速報します。