格闘技徒然草

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UFC on ESPN+34:第5試合・ミシェウ・ペレイラ vs. ゼリム・イマダエフ

ウェルター級。

四次元MMAの体現者ペレイラだが、UFC初戦こそ1RKO勝ちでパフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞したものの、2戦目は計量失敗の上スタミナ切れで完敗。3戦目はレジェンドのディエゴ・サンチェス相手に、優勢に試合を進めていながら、3Rに反則のグラウンド膝を打ち込んでしまい、馬鹿すぎる反則負け。連敗で後がない。

ローカル全試合KO勝利で期待されUFCデビューしたイマダエフだが、前座クラスの相手に雑な打撃を繰り返す大味な内容で判定負けしMMA初黒星。前回はやはり中堅のダニー・ロバーツ相手に攻勢だったものの、2Rにパンチを貰って逆転KO負け。こちらも0勝2敗で後がない。

ジャブ、前蹴りで牽制するペレイラ。イマダエフは手を出さないもののじりじり出ていく。ペレイラ、連敗でさすがに慎重なのか、様子見が続く。ジャブから右を打ち込む。飛び膝のフェイント。イマダエフが右を打ち込むがかわした。ケージ際をサークリングするペレイラ。まだ両者牽制の段階のまま半分経過。出てきたイマダエフにケージを蹴ってのスーパーマンパンチから膝を顔面に打ち込んだペレイラ。イマダエフ舌を出して効いていないとアピール。しかしさらに右がヒット。エンジンがかかってきたペレイラ、ケージを蹴ってショータイムキック。さらに両手を後ろに回して挑発。ワンツー。ノーガードの構えから飛び込んでワンツー。もらってバランスを崩したイマダエフだがすぐ立つ。残り1分。ペレイラまた飛び込んでワンツー。イマダエフはほとんど手が出ていない。またスーパーマンを入れたペレイラ。よそ見ダンスからの飛び込みパンチ→首相撲から膝。ホーン。

1Rペレイラ。ラウンド終了後にイマダエフが何事か挑発したのか?ちょっと揉める。

2R。プレスしていくペレイラ。飛び込んで右を打ち込むがイマダエフもそこにカウンターを合わせていく。ペレイラ前蹴り。ペレイラの飛び蹴りを前蹴りで撃ち落としたイマダエフ。ペレイラバックスピンキックを放つが空振り。前転して浴びせ蹴りを放ったペレイラだが、普通にかわされて立ち際にパンチを貰う。イマダエフのパンチをかわしたペレイラ、パンチではなく平手打ちを出していく。イマダエフがパンチを打ち込み、ケージ際でちょっと打たれたペレイラペレイラ飛び膝。ワンツー。サークリングで下がりつつ、イマダエフが出てきたところに右をヒットさせるペレイラ。左ボディを打ち込んだペレイラ。ホーン。

2Rペレイラ。今のところ、スタミナ切れの心配もなさそう。イマダエフは手数が少なすぎる。

3R。ペレイラがローやジャブ、前蹴りを入れていく。間合いに入れないイマダエフ。ジャブ、ワンツーをもらい後退。プレスするペレイラ。得意のダンスからのショータイムパンチ。下がってイマダエフが出てきたところにケージを蹴ってのスーパーマンパンチ。イマダエフが出ていくがワンツーをヒットさせるペレイラ。ジャブから右ストレート。左ミドル。右を入れるとミドルの連打で間合いを詰めたペレイラ。ミドルもかなり入っていてダメージがありそう。オーバーハンドの右がヒット。ケージまで下がったイマダエフ。ペレイラさかんに出てこいと挑発。ペレイラ残り時間が少なくなったところで意表をついたタックル。バックを取ってスープレックスで投げるとチョーク。両足をフックしていないが、腕が完全に喉元に入ってレフェリー止めた。

イマダエフの手がタップのような動きをしていたが、タップかどうか微妙。しかし特に抗議もせず。イマダエフが抗議しないところを見るとタップだったのかもしれないが、関節技ではなくチョークなのではっきりタップとわかる動きでなければ止めなくても良かったのでは。

勝ったペレイラはホルヘ・マスヴィダル戦をアピール。リリース寸前でランカーでもないペレイラだけに、次戦で組まれる可能性はゼロだが。契約最後の試合で、負ければリリースが濃厚だっただけに、いつもよりは慎重に見えたが、最後はきっちりフィニッシュして帳尻を合わせた。