ライトヘビー級。
元Bellator王者デイヴィス。UFC最後の試合でライアン・ベイダーに敗れるとBellatorに移籍。2016年にリアム・マクゲリーを破り、初のメジャータイトルを獲得したが、初防衛戦でUFCからの移籍初戦となるベイダーとの再戦で敗れ陥落。その後は現王者のワジム・ネムコフに敗れたのみで4勝1敗。前回はRIZINでネムコフに勝っているカール・アルブレックソンに3RKO勝ち。
元UFCライトヘビー級王者のリョートはBellator移籍初戦で元王者のハファエル・カウバーリョに勝利。2戦目はライトヘビーでソネンにKO勝ちしたが、前回はUFCで判定勝ちしたゲガール・ムサシにスプリット判定負け。42歳。
デイヴィスとリョートは2013年に対戦しており、その時はデイヴィスが判定勝ちしているが、かなりの僅差だった。
いつもの半身の構えで蹴りの牽制をしつつ構えるリョート。デイヴィス間合いに入らず牽制のロー。前蹴りを入れたリョート。お互い間合いの外から蹴りを入れていく。右ハイから右を打ち込んだデイヴィス。始めてパンチの間合いに。しかしまた両者見合い。プレスするデイヴィスだが間合いの寸前まで。残り1分。圧を強めるデイヴィスだが、やはり危険地帯には入らない。両者牽制の打撃のままゴング。
1Rはどちらに入っていてもおかしくないが、強いて言えばデイヴィスか。
2R。ミドルを蹴るデイヴィス。前蹴り。リョートはローを返す。このラウンドも見合いの時間が長い。お互い単発で蹴りを入れていく。左ハイを放ったリョート。さらに左ハイを出したところでデイヴィスが飛び込み右をヒット。バランスを崩したリョートだがすぐ立て直した。残り30秒。ここまで2Rはデイヴィス。リョートは1Rを落としているとしたら、絶対取り返さないといけないラウンドだがペースが変わらない。ミドルを入れたがデイヴィスがキャッチしてそのままバックに組み付く。テイクダウンを狙うがゴング。
2Rデイヴィス。
3R。やや手数を増やしてきたリョート。しかしやはりパンチが当たらない間合い。デイヴィスも遠い間合いから蹴り・パンチを出す。両者手数は伏せているが、相手の攻撃が入らない間合いからのヒット&アウェイのみ。時間が過ぎていく。残り1分。リョートの踏み込んでの左がヒット。しかし単発。蹴り合い。デイヴィスパンチを出すが間合いが遠い。タイムアップ。
パンチのヒットが3Rトータルでデイヴィス5発、リョート4発。ほとんどパンチが当たる間合いにならないまま終わった。
29-28リョート、29-28デイヴィス、29-28デイヴィス。スプリットでデイヴィス勝利。
1Rと3Rはどちらでもありえる内容。両者とも危険を冒して相手の間合いには入らなかった。