格闘技徒然草

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UFC on ESPN+36:第2試合・アンドレ・イーウェル vs. アーウィン・リベラ

バンタム級

イーウェルはUFC3勝2敗。バンタム級ながら身長180cmでリーチが193cm。ローカル時代はフィニッシャーで、特に打撃による1RKOが多かったが、UFCでの3勝はいずれも判定。

リベラ2号は5月に試合2日前に代役でUFCデビューが決まったが、階級上のフェザー級で、体もまったく絞れておらず試合の準備ができていない状態で、いいところなく判定負け。8月の2戦目は本来のバンタム級で、UFCデビュー戦の散打ファイター・アリ・アルケイシのタックルを切り打撃を入れる展開でスプリット判定勝ち。

ワンツーを入れたイーウェル。リベラ右ハイ。しかしイーウェルが遠い間合いからワンツーをヒットさせる。リベラ前に突っ込んでパンチを入れたが、イーウェルはリベラの足をすくって倒すと、立ち際にパンチをヒット。さらにケージに詰めてパンチを打ち込む。リベラのタックル。がぶって膝を入れたイーウェル。イーウェル、リーチの長さを活かして遠い間合いから一方的にパンチをヒットさせていく。パンチだけでなく、右ハイや前蹴りもヒット。出てくるイーウェルに飛び膝を合わせたリベラ。残り1分。リベラがタックルに入ったが切ったイーウェル。バックに回る。足のフックは防いでいたリベラだが残り20秒でイーウェルが両足をフックしてバックマウント。しかしフックを外して反転したリベラ。肘を入れるがホーン。

1Rイーウェル。

2R。また遠間からジャブを入れていくイーウェル。リベラのタックルはイーウェルの懐が深く切られる。ジャブ、ワンツーを入れていくイーウェル。イーウェル間合いを詰めてボディ・顔面にパンチを打ち込む。リベラのパンチもヒットしているがリーチ差があって分が悪い。さかんにタックルをしかけるリベラだが、すべて完璧に対応されている。ホーン。

2Rイーウェル。

3R。リベラ二段蹴り。ワンツーがヒット。飛び込んでパンチを打ち込んでいくリベラだが、イーウェルの連打をもらう。イーウェル若干疲れたのか手数が減っているが、ロー、前蹴りをヒットさせる。リベラも手は出しているが、距離が遠く下がってかわされる。残りわずかでイーウェルがお約束の足を止めての打ち合いに行くが、せっかくのチャンスにリベラタックル。テイクダウンしパウンドを入れたがタイムアップ。

29-28、28-29、29-28のスプリットでイーウェル勝利。

3Rリベラはわからなくもないが、1、2Rリベラに入る要素あったか?

Andre Ewell def.  Irwin Rivera :: UFC on ESPN+ 36 :: MMA Decisions

メディアのジャッジも9割以上が30-27イーウェル。

イーウェルはUFC初の連勝。リーチの長さを活かしたパンチが良くヒットしていたが、序盤の様子を見る限りKOもあるかと思ったので、判定になったのは不満。リベラに入れるジャッジはありえないとは思うものの、ジャッジに判断を委ねるとこういうサプライズ敗戦がないとも限らない。