格闘技徒然草

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UFC on ESPN16:第7試合・ダクアン・タウンゼント vs. ドゥスコ・トドロヴィッチ

ミドル級。

昨年6月にデビューしてからいいところなく2連敗していたタウンゼントは、今年2月に1週間前の緊急の代役でデビン・クラークと対戦するが、テイクダウンされると塩漬けにされ判定負け。UFC3戦3連敗で見せ場もゼロだったが、前回が緊急出場だったためかリリースされず。しかしメインカードに出てくる選手ではない。

セルビアのトドロヴィッチはUFCデビュー戦。ローカル戦績8戦全勝全フィニッシュで昨年8月のコンテンダーシリーズに出場し判定勝ち。3月にUFCデビュー予定だったがイベントがキャンセルになり、7月のアブダビ大会にスライドされていたが、欠場となっている(代役としてUFCデビューしたのがハムザト・チマエフ)。かつてラスベガスのファイナルファイトチャンピオンシップ(FFC)に出場しており、一昨年FFCと提携した日本のOUTSIDERとの対抗戦に出場し、49歳の元パンクラス高橋義生と対戦して1RパウンドでKO勝ちしている。

組んだタウンゼントが押し込むが引き剥がしたトドロヴィッチ。パンチを打ち込むと、ケージに押し込みながらショートの打撃を入れていく。離れた。また間合いを詰めるトドロヴィッチにパンチで弾幕を張るタウンゼント。トドロヴィッチは右を打ち込むとクリンチしながら超至近距離の打撃戦。離れる。オーバーハンドの右を打ち込んだトドロヴィッチ。間合いを詰めていく。ワンツー。左がヒット。ラッシュ!ケージを背負って打たれているタウンゼントだが打ち返してなんとかしのいだ。ケージに詰めるタウンゼントがまたパンチを入れる。組んで押し込んだが放してパンチの連打。ホーン。

1Rトドロヴィッチ。

2R。タウンゼントがパンチで出るが、上体の動きでかわすトドロヴィッチ。ステップジャブがヒット。トドロヴィッチタックルへ。尻クラッチからテイクダウン成功。タウンゼントのガード。ハーフにしてパウンドを入れていくトドロヴィッチ。上半身を固めると完パス。マウントを狙ったがガードに戻される。しかしすぐまたパスすると今度はきっちりマウント。パウンド連打。逃れようとするタウンゼントの顔面にパンチを打ち込む。脱出できず打たれ続けるタウンゼント。レフェリー止めた。

0勝3敗のタウンゼントだけに、メイン抜擢の理由はトドロヴィッチへの期待感だろう。その期待に応えての完勝でUFCデビューを飾った。