格闘技徒然草

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UFC257:メインイベント・ダスティン・ポイエー vs. コナー・マクレガー

ライト級5分5R。ポイエー2位、マクレガー4位。

両者フェザー級時代の6年半前に対戦して以来の再戦。その時は1Rでマクレガーの放ったパンチがポイエーの後頭部をかすめるようにヒットし、ダウンした所にパウンドを打ち込んでKOしている。

マクレガーはその後フェザー級王座を獲得。王座を保持したままライト級との史上初の同時二冠王となったが、そこからUFCでもコントロールできない存在となり、メイウェザーとのボクシングマッチで史上2位のPPV売上を達成したが、UFCでの試合を行わないままタイトルを剥奪されると、新王者が誕生するUFC223では選手の乗ったバスを襲撃。その時に王者となったヌルマゴメドフと半年後に対戦するが、テイクダウンからのパウンドで削られ最後はチョークで一本負け。その後は引退宣言と復帰を繰り返している。

ポイエーはマクレガーの試合を最後に先にライト級に転向すると、マイケル・ジョンソンにKO負けしただけで、10戦で8勝1敗1NC。王者ヌルマゴメドフの出場停止中にフェザー級王者ホロウェイと暫定王座決定戦で対戦すると、判定で完勝して暫定王座を獲得。しかし、やはりヌルマゴメドフにはチョークで完敗している。6月の再起戦ではダン・フッカーと対戦し、2Rにダウン寸前まで追い込まれたところから盛り返しての判定勝ち。

今後はコンスタントに試合をしたい、パッキャオとのボクシング世界戦もやりたいと語っているマクレガーだが、何をするにしても勝たなければ始まらない。

開始と同時に間合いを詰めようとしてレフェリーから「まだ始まっていない」と分けられるマクレガー。開始後すぐに間合いを詰めた。好戦的。パンチを打ち込んでいく。プレッシャーに圧されて下がったポイエーだが立て直すとタックル!テイクダウン。すぐにケージ際に移動するマクレガー。立った。クラッチを切って逆に押し込み肩パンチの打ち合い。入れ替えたポイエー。押し込んでシングルレッグに。また入れ替えて肩パンチを入れるマクレガー。離れた。マクレガーワンツー。ポイエータックルに入るが切られた。ジャブから右ももらったポイエー。ちょっとふらついている。マクレガーの左ボディ、ジャブが全部ヒット。ポイエーも右を返したがケージまで下がる。ポイエーカーフキック。マクレガーバックスピンキック。左もヒット。ホーン。

1Rマクレガー。

2R。ポイエーのカーフキックでバランスを崩したマクレガーだが右がヒット。しかしポイエーはカーフキックを入れていく。ボディを打ち込んだマクレガー。ポイエーのカーフキックをキャッチ。そのまま距離を詰めてパンチを入れる。マクレガーのパンチをかわすポイエー。マクレガーワンツー。しかしポイエー入れ替えるとケージを背負ったマクレガーにパンチのラッシュ!もらっているマクレガー!連打が入りマクレガーダウン!KO!

試合後、足を引きずっているマクレガー。カーフキックが効かされていたか。最後は足が効かなくなり棒立ちになってしまった。ポイエーはマクレガーの足が効いてないのを見て一気に勝負をかけた。

敗れたマクレガーは試合後にブランクが影響した、コンスタントに戦わないと駄目だ、また戻ってくるとコメント。

ここ2年で40秒しか戦っていなかったマクレガー。カーフキックにしても、年3試合くらいしていれば、その間に何度か蹴られることもあって、蹴ってくる相手への対処も考えることはできたはず。本人の言う通り、実戦から離れていたことによる影響の一つか。