ライトヘビー級。クリロフ8位、アンカラエフ11位。
ローカル時代、レベルが良くわからない試合を半年で12試合程度こなして全試合1Rフィニッシュで12連勝するという怪しい戦績ロンダリングの末、プロデビューから1年後にはUFCと契約したクリロフだが、ヘビー級の前座で勝ったり負けたり。ライトヘビー級に落としてようやく連勝するようになったが契約で揉めてFAとなり、2年ほどロシアのFNGでキャリアを積んでいた。2018年に再契約してからは2勝2敗。負けた相手は現王者のブラホヴィッチと、タイトル挑戦経験のあるテイシェイラ。前戦ではかつて期待されていた存在だったジョニー・ウォーカー相手にテイクダウンをスタミナを削って、デビュー以来初となる判定勝ち。バックボーンは極真。ランキングはアンカラエフより上だが、オッズでは今大会一番のアンダードッグ。
グレコローマン、サンボがバックボーンのアンカラエフはUFCデビュー戦でポール・クレイグ相手に終始圧倒していたものの、クレイグの三角絞めに捕まって3R残り1秒でタップしMMA初黒星。しかしその後は5連勝（4KO）。昨年は2月に対戦したイオン・クテラバ戦で1RKO勝ちしたがストップが早すぎるということで即再戦が組まれるも、コロナの影響で延期が繰り返され、10月にようやく組まれた試合では結局また1RKO勝ちした。
右を打ち込みそのまま組み付いたクリロフ。スタンドでバックに回る。足をかけて膝をつかせた。ケージで立ったアンカラエフ。なおもシングルレッグでテイクダウンを狙うクリロフだがアンカラエフ引き剥がす。ミドルを入れるクリロフ。アンカラエフの右がヒット。ワンツー。クリロフ右ミドルを入れていく。お互いのパンチがヒットしている。手数ではクリロフ。アンカラエフは間合いを詰めていくが手数が少ない。残り15秒でタックル。こらえるクリロフ。ホーン。
1Rヒット数でクリロフ。
2R。圧を強めていくアンカラエフ。クリロフまた手を出していくが、アンカラエフも手数を増やした。下がるクリロフがバックスピンキックを放ったが、背中を向けたところでキャッチされる。アンカラエフテイクダウン。バタフライガードを取るクリロフ。しのまま起き上がりタックルに入るがアンカラエフが押しつぶして上をキープ。ハーフに。パウンドを入れるアンカラエフ。ホーン。
2Rアンカラエフ。
3R。クリロフのミドルに右をヒットさせたアンカラエフ。クリロフのタックルは投げて切る。プレスするアンカラエフ。組んでケージに押し込んだ。ボディロックからテイクダウン狙い。大内テイクダウン。ケージを背に座った状態。ケージを使って立つクリロフ。なおもボディロックしていてテイクダウンを狙うアンカラエフだがクリロフこらえた。投げをこらえるクリロフだが、こらえきれず倒される。また座った体勢。パンチを入れるクリロフ。立てずに殴られ続けるクリロフ。タイムアップ。
