格闘技徒然草

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UFC on ESPN+47:第2試合・ショーン・ウッドソン vs. ユーセフ・ザラル

フェザー級

コンテンダーシリーズを経て19年にUFCデビューしたウッドソンはここまで1勝1敗。初戦はタックルを切って打撃を入れての判定勝ち。2戦目は、試合3日前に代役でUFCと出戻り契約を果たしたジュリアン・エロサに打撃でダウンを奪っていたが、3Rにダースチョークでタップを奪われ逆転一本負け。フェザー級最長クラスの201cmのリーチを持つ。

ロッコ出身のザラルはUFCデビューから3連勝で期待されたが、4戦目にチェ・スンウ欠場の代役でUFCデビューしたドイツのイリア・トプリアにテイクダウンからコントロールされ判定負けすると、今年2月に仕切り直しで組まれたスンウ戦でも判定負けで連敗中。191cmの長いリーチからの絞め技が武器。

ステップし打撃を入れていくザラル。ジャブ。リーチ差はあるが打撃を打ち込んでいく。間合いを詰めてケージ際まで下がらせるとタックルへ。ケージでこらえて差し返したウッドソン。離れたザラル。すぐに出て打撃を入れていくザラルだがウッドソンの右をもらった。ちょっと効いたか。ザラルちょっと出られなくなった。タックル。ケージに押し込む。入れ替えたウッドソン。ザラル離れたが瞬時にまたタックルへ。尻クラッチからテイクダウン。しかし残り10秒。立たれたがホーン。

1R効果的な打撃の数ではウッドソンか。

2R。カーフの蹴り合い。打撃戦からザラルまたタックル。ケージに押し込むが、ウッドソン差し返すと肘で引き剥がす。離れたザラルがまたすぐにタックル。またケージでこらえたウッドソン。離れる。ウッドソンが打撃で出ると組み付いた。パンチを打ち込み離れる。ザラル間合いを詰めてパンチで攻める。打ち返すウッドソン。また出るザラルだがウッドソンのパンチを貰っている。またタックルに入ったザラルだがケージでこらえるウッドソン。残りわずかでギロチンに入ったウッドソン。けっこうタイトだがホーン。

2Rウッドソン。

3R。打撃戦から飛び込んでタックルに入るザラルだが、ケージを背負って耐えるウッドソン。入れ替えて離れた。ウッドソンがパンチで出たところでタックルに入るが、またケージで耐えるウッドソン。1R終盤に倒した以外、ずっとタックルを切られ続けているが、それしか勝ち目がないということなのかひたすらタックルに行くザラル。諦めて離れた。ウッドソンが間合いを詰める。ザラルまたタックル。またケージで耐えるウッドソン。シングルレッグに切り替えたザラルだが倒せず放した。残り1分。ザラルシングルレッグ。ウッドソンギロチンで引き込んだ。回転してディフェンスするザラルだがウッドソンが三角マウントの体勢に。股下から抜けたザラルがバックを取るが、ウッドソンすぐに前転して反転し上に。立ったザラル。タイムアップ。

29-28、28-29、29-28のスプリットでウッドソン勝利。

2Rがウッドソンだったが、1,3Rは微妙で割れた。

長いリーチが武器のウッドソン、ほぼ完封の内容ではあったが、打撃のヒットに差がない状態ではタックルを仕掛け続けたザラルにポイントを入れる判断もあり、判定はスプリットに。

ザラルは判定に納得できないというポーズを見せたが、1Rと3Rはどちらとも取れる内容だったし2Rは確実に落としていて、明確に取ったラウンドがない状態でそれはない。テイクダウンを取れない展開が続いたが作戦を変えないのが裏目に出た。これで3連勝の後3連敗に。