格闘技徒然草

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UFC263:第12試合・レオン・エドワーズ vs. ネイト・ディアス

ウェルター級5分5R。エドワーズ3位、ネイトはブランクもありランク外。

エドワーズは昨年3月に予定されていた試合がコロナによるイベント中止(コロナ禍でのUFCで最初のイベントキャンセル)により流れ、その後の試合もなかなか決まらず、ようやく決まった試合も相手のコロナ罹患により延期が続いて、ようやく試合が決まったのが予定されていた試合から1年後の今年3月。相手は格下のベラル・ムハマドで、メリットが薄い試合だったが、自身のアイポークによってノーコンテストになってしまう。良くない流れが続いていたが、知名度があるネイトとの試合が組まれるというチャンスを得た。

このところ長期で試合をしない期間が多くなっているネイト。UFCはどんどん試合を組みたいところだったが、ネイトにその意志がなかった模様。19年にアンソニー・ペティス戦で3年ぶりに復帰すると、ケージに押し込み近い間合いでパンチを打ち込む展開で判定勝ち。わずか2ヶ月半後、ホルヘ・マスヴィダルとのBMFタイトル戦に臨んだが、終始打撃をもらい続けながらも、最後までパンチは死ぬこと無くチャンスを伺っていたものの、カットによるドクターストップで敗戦。タイトル挑戦は12年のベンヘン戦のみだが、マクレガーとの連戦により、タイトルより自身の価値で金を稼げる選手となっている。マクレガー戦までは基本給2万ドル+勝利ボーナス2万ドルだったが、マクレガー戦では50万ドル(勝利ボーナスなし)、再戦は200万ドル、ペティス戦は250万ドルと膨れ上がっている(マスヴィダル戦のファイトマネーは不明)。

人気では圧倒的にネイト。エドワーズにはブーイング(今日はアウェイの選手には全員ブーイングだが)。

プレスするエドワーズ。ネイトケージまで下がったがパンチで出る。背中を見せて油断を誘ってからパンチで飛び込むネイト。エドワーズカーフキック。エドワーズ距離を詰めるが、遠い距離からは入ろうとしない。ネイトが出るところにワンツーをあわせる。またカーフキック。ネイト出てきてジャブ。遠い。ネイトがパンチを打ち込むと距離を取るエドワーズ。エドワーズタックル。四つに組むとテイクダウンしバックに回る。ハーフバック。ネイトが背中のエドワーズにパンチを入れる。エドワーズ起き上がりまたバックに。ネイトがガードを取るとエドワーズ立つ。スタンドへ。エドワーズのカーフキックがヒット。ホーン。

1Rエドワーズ。最後のカーフキックはちょっと効いているように見えた。

2R。エドワーズカーフキック。ディアスがパンチで出たが間合いを外すエドワーズ。ケージまで詰めたエドワーズ。ディアスが出るところにパンチを合わせる。またカーフキック。パンチで出たネイト。エドワーズは四つに組んでケージに押し込む。脇をくぐってバックに回る。テイクダウン。ハーフ。下からヒールを狙うネイト。足を抜いて離れたエドワーズ。スタンド。カーフキックがヒット。効いた。ネイトは膝に手をついて打ってこいと挑発するが、付き合わないエドワーズ。ネイト前に出てワンツー。さらに出てパンチを入れるが、エドワーズは距離を取って付き合わない。ネイトが四つに組んだが、組み勝ったエドワーズが入れ替えるとバック肘。ホーン。

2Rエドワーズ。

3R。パンチで出たネイトに肘を打ち込むエドワーズ。ネイトの蹴りにパンチを合わせてヒット。ネイトが出てくると下がってカーフキック。追いかけてパンチを打ち込むネイト。エドワーズ四つに組んだ。押し込むネイト。しかし離れた。また離れてカーフキック。距離を詰めたネイトを組み止めるとバックに回りテイクダウン。ハーフ。ガードに戻すネイトにパウンドを打ち込むと立った。出てくるネイトにカーフキック。またパンチで飛び込んだところで四つに組み、脇からバックへ回る。また同じパターンでテイクダウン。もぐったネイトだがエドワーズが一瞬早く対応しバックに。立った。離れ際にバック肘を入れるエドワーズ。ホーン。

3Rもエドワーズ。ネイトは左眉の上をカットしている。

4R。エドワーズカーフキック。左がヒットしネイトぐらついた。パンチを打ち込むネイトにエドワーズが足を払ってこかすが立たせた。エドワーズの左がまたヒット。ネイトがケージに詰めて初めてパンチがクリーンヒット。しかし四つに組んだエドワーズ。肘を入れて離れる。ネイトのワンツーにエドワーズもパンチを返す。ホーン。

4Rエドワーズ。

5R。圧を強めてきたネイト。パンチで出るがエドワーズが四つに組む。ネイト離れる。エドワーズの左がヒット。ネイトのワンツーがヒット。エドワーズを追いかけていくがまた四つに。ネイト初めてタックルを狙うが脇を差されて倒せず。離れたエドワーズ。ミドルを入れたエドワーズ。エドワーズ左からさらにアッパーにつなげる。ヒットしたが距離を取るのはエドワーズ。打ち合いに持ち込ませない。ネイトのワンツーが入りエドワーズ効いてる!ネイト出る。クリンチでしのごうとするが引き剥がされる。サークリングで距離を取る。ネイト追いかけてパンチを打ち込むがブロックして凌ぐ。距離を取るエドワーズ。ネイト追いかけるがエドワーズ回復しているか。クリンチで凌ぐ。タイムアップ。

三者49-46でエドワーズ勝利。

見せ場は作ったネイトだが、エドワーズが最後にパンチをもらった以外は徹底して打ち合いに持ち込ませなかった。