格闘技徒然草

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UFC on ESPN27:第7試合・エイドリアン・ヤネス vs. ランディ・コスタ

バンタム級

昨年10月にUFCデビューしてここまで2連勝のヤネス。ボクシングがバックボーンで、UFCデビュー戦は1RKO勝ち。2戦目はUFC1勝1敗のクスタボ・ロペスからパンチでダウンを奪い、3Rに2度目のダウンを奪ってKO勝ち。まだ前座戦線の選手だが、インパクトを残す勝利を続けている。

コスタはプロキャリアわずか4戦(全試合1RKO勝ち)でUFCと契約したが、初戦はチョークで一本負け。ローカル時代の戦績はあてにならないと思われたが、そこから2試合連続で1RKO勝ち。まだ前座戦線でしか戦っていないので実力には疑問符がつくが、間違いなく爆発力はある。

どちらが勝ってもKO必至…という試合は得てして判定になりがちだが、この試合はどうか。

コスタが間合いを詰めていく。ジャブ。スピードのある打撃を打ち込む。ミドル。左ハイ。様子見のヤネス。右ハイを放ったコスタ。ジャブからワンツーがヒット。ケージまで下がったヤネス。コスタのジャブが全部入っている。ケージを背負うヤネス。なおもジャブを打ち込む。ジャブから右。全部ヒット。もらい続けるヤネスは鼻血。ジャブ、ワンツー。ヤネスもらいながらもパンチで出た。逆にプレスしていく。しかしコスタの打撃をもらい続けている。ホーン。

1Rコスタ。

2R。距離を取った状態は不利と見たか、ヤネスどんどん詰めていく。パンチで出ることでジャブの被弾は減った。逆にパンチの手数を出していくヤネス。ケージに詰めて左ボディ。さらにアッパー!膝をついたコスタ。正座したまま両腕でブロックするコスタだが、ヤネスがラッシュを打ち込む。防戦一方になりレフェリー止めた!

1Rはジャブを当てまくって圧倒していたコスタ。1RKOが多いのも、相当パンチが見づらいのだろう。

しかし距離を取ってパンチをかわそうとしてもらい続けていたヤネスが、2Rになって距離を詰めていくことで回避し、逆に手数で押し返し逆転。1R見る限り時間の問題と思われたが、一気に形勢逆転した。