格闘技徒然草

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UFC265:セミファイナル・ジョゼ・アルド vs. ペドロ・ムニョス

バンタム級。アルド5位、ムニョス9位。

セミで予定されていた女子バンタム級タイトルマッチが王者ヌネスの新型コロナウイルス感染により消滅し、この試合がセミに昇格。

将来の殿堂入りが確実なアルド。まだ34歳だが、キャリアが長く、激闘も多いことでダメージの蓄積がある。長く君臨していたフェザー級からバンタム級に落とし、マルロン・モラエスに判定負けしたが、ヘンリー・セフードとのタイトル戦が組まれる。が、新型コロナウイルスの影響でアメリカ入りできず消滅。セフードの引退に伴い、昨年7月にピョートル・ヤンとの王座決定戦が組まれたが、後半パウンドを効かされ、5RにKO負け。フェザー級で7度の防衛に成功した後の戦績は4勝5敗。前回はランキング15位のマルロン・ヴェラにスタンドでは左ボディ・ローで攻め、3Rにはバックマウントをキープしての判定勝ちでバンタム級初勝利。しかしやはり全盛期の強さはなくなっている。

同郷のレジェンドと対戦するムニョスだが、アルドとは同い年で、誕生日もアルドより2日だけ早い。伝統派空手柔術が武器で、ギロチンチョークという必殺技がある。元王者のコーディ・ガーブラントをKOしたが、アルドと同じくフェザー級から落としてきた元王者のフランク・エドガー戦は、接戦だったものの、メディアの大半がムニョスを支持する内容だったにも関わらず判定負け。前戦では過去に敗れているジミー・リベラ相手にカーフキックを効かせて判定勝ちで連敗を止めている。

この試合もオッズは非常に僅差だが、ややアルドがフェイバリットになっている。

近い間合いで両者打撃戦。ムニョスのカーフキックはカットするアルド。左ボディを打ち込む。出てきたムニョスにテンカオ。ボディにヒット。ムニョスが出てきたところにアッパーを入れたアルド。左右のボディ。残り1分。ムニョス出てきた。アルドがまたボディを打ち込む。距離を詰めるムニョスだがバックキックは空振り。ホーン。

1R打撃のヒットは五分。ややアルドか?

2R。前に出てきたムニョス。アルドはロー。ワンツー。連打を入れたアルドだが、打ち終わりにムニョスが出てくる。アルド左右のボディブロー。ムニョスの左がヒット。アルドのジャブがヒットしている。ムニョスはちょっと手が出なくなった。残り1分。間合いに入っていけないムニョス。アルドが先に手を出す。ホーン。

2Rアルド。

3R。ムニョスが前に出ていくがアルドがそこにコンビネーションを打ち込む。ムニョス出ていくが攻め手がない。スピンキックを見せたが空振り。アルド4連打。右がヒットし首がのけぞるムニョス。アルドのローが入りバランスを崩したムニョス。そこにパンチを打ち込むアルド。ムニョスが出ていくがアルドのパンチ・ローをもらう。残り1分。ムニョス出られない。アルドは出る気がない。パンチからロー。さらにまた連打を入れるアルド。追いかけるムニョスだがサイドステップで距離を取られた。タイムアップ。

3Rはアルドが圧倒。

三者フルマークでアルド勝利。

序盤はまだ互角だったが、時間が経つにつれてムニョスが手詰まりに。アルドはこれでバンタム級2勝2敗とした。