格闘技徒然草

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Bellator266:メインイベント・フィル・デイヴィス vs. ヨエル・ロメロ

ライトヘビー級5分3R。デイヴィス3位。

元Bellatorライトヘビー級王者のデイヴィスは、4月のトーナメント一回戦で王者ワジム・ネムコフのタイトルに挑戦。判定負けでタイトル獲得ならず。

ロメロは4月にトーナメントに出場しアンソニー・ジョンソンと対戦予定だったがメディカルチェックで目に問題があるとのことで許可が出ず欠場。今回は許可が出て仕切り直しでのBellatorデビュー戦となる。UFCでの最後の3戦は3連敗だが、いずれも判定で、うち2試合はタイトルマッチ。デビュー当時はライトヘビー級で、UFC契約後はミドル級に落としていたが、2度体重オーバーしていて、Bellatorではライトヘビー級に戻している。44歳。

階級を上げて厚みを増したロメロ。さすがにミドル時代より肉体のカットは緩め。ジャブで牽制するデイヴィス。ロメロはガードを固める。左ミドル。手を出さないロメロ。デイヴィスのパンチをさばくのみ。デイヴィス遠い間合いからパンチを入れていく。ロメロはロー。ローしか蹴らないロメロだが、何かを狙っている感じはプンプンする。大振りの左を放ったロメロだが空振り。デイヴィスのパンチは腕でブロッキング。残り1分。ロメロ左ハイ。両者制空権になかなか入らない。じわじわ出るデイヴィスだがロメロも下がって距離をキープ。ローを入れたデイヴィス。ゴング。

1R手数でややデイヴィス?ロメロはUFC時代と同じく、ガン見して相手も手を出しづらくなり、見合いが多い展開に。

2R。またジャブを入れていくデイヴィスだがロメロのパンチがかすめる。デイヴィスのパンチにロメロ出てワンツー!距離を取ったデイヴィス。タックルに入ったがロメロ反応して切った。ワンツー。ロメロ出ていく。しかしパンチが大振りでかわされる。デイヴィスは冷静にジャブをヒットさせる。ロメロのカーフキックでバランスを崩したデイヴィス。デイヴィス距離を詰めワンツー。さらに右を打ち込む。左右のフックを振り回すロメロだがヒットせず。残り1分。出てきたロメロだが、デイヴィスタックルでテイクダウン。ハーフ。押さえ込んだ。ゴング。

2Rデイヴィス。

3R。ビッグジョンのジャッジでも2Rまで落としていてフィニッシュが必要なロメロ。すぐに距離を詰めていく。大振りのパンチは空振り。デイヴィスタックル。テイクダウン。すぐに起き上がり立ったロメロだが、デイヴィスまたタックルでテイクダウン。ケージを使って立つロメロ。立った瞬間にまた両足をすくってテイクダウンしたデイヴィス。ハーフから肘。打ち込みながらサイドに出たがロメロ立った。デイヴィスまたタックルへ。両足を束ねてテイクダウン。ハーフから殴る。ロメロまた立つが、背後からたすきでクラッチしたデイヴィスがまた倒すと、亀のロメロの脇腹に膝を入れる。残り30秒。ロメロ立ったがデイヴィスすぐにテイクダウン狙い。耐えたロメロだが時間がすぎる。タイムアップ。

30-27デイヴィス、29-28ロメロ、30-26デイヴィス。スプリットでデイヴィス勝利。

1Rロメロは十分あるが、2Rもロメロに入れたジャッジがいた?3Rデイヴィス10-8もない。

序盤は僅差だったが、後半はデイヴィスが完全に制した。