格闘技徒然草

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UFC266:第6試合・シャミル・アブドゥラヒモフ vs. クリス・ドーカス

ヘビー級。アブドゥラヒモフ7位、ドーカス10位。

コロナで試合が流れまくり、これが2年ぶりの試合となるアブドゥラヒモフ。ドーカス戦も7月に組まれていたが、アブドゥラヒモフのコロナ陽性により流れた。UFC5勝3敗で、負けた相手はティモシー・ジョンソン、デリック・ルイス、カーティス・ブレイズ。散打・レスリングがバックボーン。2年前、ブレイズと対戦して敗れた時はランキング9位だったが、何もしないうちに上が抜けていって7位に上がっている。今月40歳になり、あまり上がり目は見えない。

ドーカスはUFCデビューから3試合連続1RKO勝利で連勝中。ウェイトが100kg台前半と、ヘビー級にしては軽い。32歳。昨年6月に弟のカイル・ドーカスもUFCと契約したが(ここまで1勝2敗)、弟は身長・リーチが一緒だがミドル級。前回、UFC最年長のアレクセイ・オレイニクと対戦し、序盤のパンチでKO勝ちしてランキング入りした。試合では全く見せていないが、柔術も黒帯とのこと。もともと代役でUFCと契約した選手で、ローカルでも3敗しているので鳴り物入りでのUFC契約ではないが、今の所底は見えない。

あえて体重を絞っているというドーカスではあるが、腹回りには余裕がある。パンチのコンボを入れたドーカス。アブドゥラヒモフはバックキック。ドーカスのオーバーハンドの右に左を合わせる。アブドゥラヒモフのパンチがヒット。さらにジャブもヒット。ちょっと下がるドーカス。先手を取っていくアブドゥラヒモフ。が、ドーカスのローで足を払われスリップダウン。上を取ったドーカスだがアブドゥラヒモフすぐ立つ。ドーカスがパンチで出るがアブドゥラヒモフ打ち返している。残り1分。ドーカス前に出ていくと左フックが入りアブドゥラヒモフダウン!マウント!アブドゥラヒモフ下からしがみついて必死に凌ぐ。ドーカスパウンドラッシュ。しかし凌いだ。ホーン。

1Rドーカス。打撃ではややアブドゥラヒモフか?と思った終盤にスピーディな左フックが入り逆転。しかしホーンに救われた。

2R。出ていくドーカスに手を出していくアブドゥラヒモフ。まだダメージがあるはず。ドーカス出ていって4連打。右が顎を打ち抜きアブドゥラヒモフダウン!肘!レフェリー止めた!

ドーカス、1RKOは逃したが、トップ10ランカーをKOして4連勝。ヘビー級であえて体重を絞りスピード重視にしたことで、ここまでの相手は打撃に対応できず完勝している。タイトルコンテンダークラスになるとスピードもあるがどうか。