格闘技徒然草

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PANCRASE324:メインイベント・小川徹 vs. 上田将竜

フライ級暫定王座防衛戦5分5R。

暫定王者決定トーナメントで決勝に進んでいた小川だが対戦相手の猿飛流が負傷欠場となり、戦わずしてタイトル獲得。決勝戦の代わりに王座防衛戦が組まれ、相手は過去2戦2敗の上田。勝って堂々とベルトを巻きたい。

上田は同じく暫定王座決定トーナメントに出ていたが猿飛流に敗れてタイトルへの夢が潰えたところだったが、思わぬチャンスが巡ってきた。34歳でこれがラストチャンスになってもおかしくない。

前回KOした右ハイをオープニングで放った上田。前蹴り。小川は間合いに入らず様子見。ボディから右フックを放った小川。当たってないがバランスを崩した上田。小川パンチで飛び込み組み付いた。ボディロック。シングルレッグに切り替えたがこらえて膝を入れる上田。ホーン。

オープンスコア三者小川。

2R。上田ミドル。小川また飛び込んで押し込み。押し込まれたままの展開が続く上田だがこのままではラウンドを落とすだけで、何をやりたいかが見えない。小川がテイクダウンを狙うがこらえるのみで時間が過ぎる。細かい打撃は入れているが…。投げを狙った小川。こらえてパンチを入れる上田だがまた押し込まれる。肘で抵抗する上田。ホーン。

オープンスコア二者小川、一者上田。

3R。また蹴りから入れていく上田だが、じわじわ下がってケージ際に。ステップしない上田。単発の打撃の入れ合い。上田は特に単発の蹴りしかない。また小川が出て押し込む。こうなるとラウンドを落つのは確定だが、上田1、2Rと同じくこらえるだけの姿勢。小川が足をかけて倒しに行く。こらえる上田。ホーン。

3Rも三者小川。もう判定勝ちはないと見ていい上田だが何か変えてくるか?このシチュエーションになってから変えたところでという気がするが。

4R。やはり上田単発の蹴りだけ。小川はフェイントを見せる。上田飛び込んだが逆に組まれてまた1~3Rと同じ体勢に。小川テイクダウン。サイド。上田下からホールディングするだけ。小川が密着したままパウンド・膝。ホーン。

4R三者小川。

5R。前に出た上田だが頭があたりバッティング。再開。やはり単発の蹴りしかない上田。手を出すのはむしろ小川。小川の踏み込みにカウンターを合わせようとしているのかもしれないが、小川は行かなくていいから何も起きない。残り1分になってセコンドが急に煽り出した。パンチで出ると四つに組んだ上田。セコンドは離れて殴れという指示だが無視してクラッチしたまま膝を入れる上田。タイムアップ。

判定三者49-46×2、48-47の3-0で小川勝利。

勝つ気持ちが見えなかった上田。判定では負けが決まった5R終盤に組んでケージに押し込んだのは何故。