格闘技徒然草

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UFC267:第9試合・マゴメド・アンカラエフ vs. ヴォルカン・オーズデミア

ライトヘビー級。アンカラエフ7位、オーズデミア8位。

ロシア・ダゲスタン共和国出身のアンカラエフはUFCデビュー戦で残り1秒で三角絞めによりタップし唯一の敗戦を喫したが、そこから6連勝(4KO)。ライトヘビー級で継続中の連勝記録としては最多。グレコローマン、コンバットサンボがバックボーンで、フィニッシュした試合はすべてKOでの勝ちで一本勝ちはない。

UFCデビューから3連勝でわずか11ヶ月でタイトル挑戦のチャンスを掴んだオーズデミアだが、ダニエル・コーミエには2RパウンドでTKO負けと完敗。さらにアンソニー・スミスとドミニク・レイエスにも敗れて3連勝からの3連敗。そこから2連勝と復調したかと思われたが、昨年7月、RIZINライトヘビー級王者プロハースカのUFCデビュー戦の相手を務め、1Rはパンチで攻勢だったが、2Rに逆転KO負けした。それ以来、1年3ヶ月ぶりの試合。バックボーンはキック。

プレスするオーズデミア。アンカラエフがジャブを突いていく。入ってくるオーズデミアに右を合わせる。オーズデミアのワンツーがヒット。さらにアッパー。下がるアンカラエフを追いかける。タックルに来るアンカラエフに飛び膝!しかしアンカラエフ組んでケージに押し込む。背中でクラッチ。引き剥がし離れた。アンカラエフのワンツーが入りオーズデミアダウン!追い打ちに行くがオーズデミア立って離れた。アンカラエフまたワンツー。ヒット。プレスしていく。残り1分。オーズデミアが出てくるところにアンカラエフがパンチを合わせる。ホーン。

1Rアンカラエフ。

2R。アンカラエフの左がヒット。オーズデミアの蹴りはかわされる。右ハイの空振りが目立つ。左のカーフキックはヒット。ローで攻めるオーズデミア。出てくるオーズデミアにパンチを合わせるアンカラエフ。オーズデミアちょっと手数が出ない。アンカラエフもカウンター狙いで自らは出ない。カーフキックにタックルを合わせたアンカラエフ。テイクダウン。背中を向けて立ったオーズデミア。バックから膝を入れるアンカラエフ。ホーン。

2Rアンカラエフ。

3R。ミドルを入れるアンカラエフ。プレスしてきた。前蹴り。右を入れる。オーズデミアはカーフキック。しかし手数が少ない。オーズデミアなんとタックル。しかし切られた。パンチで出たところにアンカラエフの右をもらう。残り2分。オーズデミア出られない。出ようとして躊躇する動きを繰り返す。逆にプレスするアンカラエフ。オーズデミアのパンチにアンカラエフが右を合わせる。残り10秒でタックルに入ったアンカラエフ。テイクダウンできないが時間を使う。タイムアップ。

30-27×2、29-28の3-0でアンカラエフが7連勝。

危なげなかったが、1Rにダウンを奪ったところで畳み掛けず判定に。そのあたりがなかなかチャンスを与えられない原因では。