格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

UFC on ESPN+55:メインイベント・マックス・ホロウェイ vs. ヤイール・ロドリゲス

フェザー級5分5R。ホロウェイ1位、ロドリゲス3位。

絶対王者のホロウェイ。ダイレクトリマッチもタイトルを奪われた試合以上の接戦だったが、さすがに連敗では3度目の対決は組まれず(と思ったがフライ級はモレノとフィゲイレードの3連戦になった)。王者ヴォルカノフスキーはTUFコーチ対決であるオルテガ相手に激戦の上防衛。ホロウェイは1月にカルヴィン・ケイターに完勝してランキング1位をキープ。3位ロドリゲスを下せばまたタイトル挑戦の順番が回ってくる可能性が高まる。

2年も試合していないのに3位のロドリゲス。上位にいたジョゼ・アルド、フランク・エドガーがバンタム級に落とし、マゴメドシャリポフが免疫系の病気のため休養中でランキングから外れたこともあるが、それ以外の上位陣・ヴォルカノフスキー・ホロウェイ・オルテガの3強がお互い以外に負けないせいもある。ロドリゲスはチャンソン相手に終始劣勢な展開から残り1秒での逆転勝ち、その後はジェレミー・スティーブンスに完勝したが、2年の間にそのスティーブンスはランク外へ。3位と1位の対戦だが、オッズは今大会一番のアンダードッグになっている。

プレスするホロウェイ。ロドリゲスはカーフキック、右ハイ。ロドリゲスのローに合わせて胸を押して倒したホロウェイだが、ロドリゲスすぐ立つ。前蹴り。ワンツー。入ってくるホロウェイにパンチを合わせるロドリゲス。ロドリゲス足を止めてパンチを打ち込む。ホロウェイも引かずに間合いを詰める。カーフキックを入れたロドリゲス。ちょっと足が流れたホロウェイ。またカーフキックを入れるロドリゲス。ワンツー。手数ではロドリゲス。ワンツーが入ったがホロウェイのワンツーもヒット。打ってこいと挑発するロドリゲス。ホロウェイ出たがロドリゲスが左右のハイで下がらせる。ホロウェイのバックキックに合わせて組み付いたロドリゲス。スタンドでバックに。テイクダウンを狙うがこらえるホロウェイ。シングルレッグに切り替えたが倒せず。離れ際に飛び膝を放ったロドリゲスだが、ガードされスリップダウン。ホロウェイは蹴り上げをサバいてパス。ホーン。

1Rは手数でロドリゲス。

2R。間合いを詰めてきたロドリゲス。ホロウェイのパンチに右を合わせた。ジャブを打ち込むロドリゲス。ホロウェイ左ボディ。ホロウェイのワンツーがヒット。右ボディ。下がってかわすロドリゲスを追いかけて出ていく。スピンキックで威嚇するロドリゲス。右ボディを入れたホロウェイ。ロドリゲスのガードがちょっと下がった。ホロウェイ飛び込んでの右がヒット。ロドリゲスカーフキック。蹴られてスイッチしたホロウェイ。明らかに効いてるがパンチで出るホロウェイ。パンチが顔面を捕らえている。しかしロドリゲスもパンチを打ち返す。詰めてケージを背負わせたホロウェイだが、ロドリゲスは出てくるホロウェイにパンチを合わせる。またカーフキック。ホロウェイはボディブロー。さらに顔面。ウィービングでかわすロドリゲスだが、ホロウェイはボディに飛び膝。残りわすかで蹴りを放った際にスリップダウンしたロドリゲス。ホロウェイ上に。パスを狙うがホーン。

2Rはホロウェイ。しかしホロウェイのボディとロドリゲスのカーフキック、どちらも効いていて、先に倒れるのはどちらかという展開になっている。

3R。タックルをかわしてケージまで下がったロドリゲスにホロウェイ飛び膝。ジャブをヒットさせるロドリゲスだがホロウェイも打ち返していく。ロドリゲス蹴りでバランスを崩し下に。ホロウェイ上になるとロドリゲス亀。バックからヒジ!向き直ってロドリゲスだがホロウェイ肩固め。ディフェンスしたロドリゲス。しかしホロウェイクォーターマウントからパウンド。打たれて亀になったロドリゲス。バックマウント。股下を抜けて前に落とそうとしたロドリゲスだが、ホロウェイすぐ正対。しかしロドリゲス立った。パンチを打ち込むと逆に組み付いてテイクダウン。ホロウェイすぐ立つ。パンチで攻めるロドリゲスだがホロウェイタックル。テイクダウン。ホロウェイサイドからボディに膝を入れる。バックに回ったがホーン。

3R明確にホロウェイ。しかしロドリゲスもまだ倒す打撃がある。

4R。足を止めて打ち合うロドリゲスだがホロウェイも打撃戦に付き合う。右ボディ。右を顔面に打ち込む。そのまま間合いを詰めてスタンディングギロチン!けっこうタイトに入っていて、ロドリゲス自ら倒れ込んで下になることにより外した。ニーシールドでディフェンスするロドリゲス。足関を狙ったが、回転して足を引き抜いてパス。サイドで顔面にヒジを入れるホロウェイ。ロドリゲスガードに戻したがホロウェイパス。ほぼマウント。背中を向けたロドリゲスにパウンドを入れていく。正対し立ったロドリゲスだが、ホロウェイのサミングがありタイムストップ。再開。ホロウェイの飛び膝にパンチをあわせたロドリゲス。今度はロドリゲスが飛び蹴り。残り40秒。ヒジを入れるロドリゲス。ホロウェイバックキック。ロドリゲス間合いを詰めてアッパー。ホーン。

4Rもホロウェイ。

5R。足を止めて打ち合い。ロドリゲス左ミドル。ホロウェイラッシュ。ウィービングでかわすロドリゲス。右のヒジを入れたロドリゲス。ケージまで追い込んだホロウェイ、顔面にパンチを入れるが、ロドリゲスは上体の動きでかわす。カーフキック。ホロウェイのパンチをノーガードでかわすロドリゲス。センチャイキック。下になったが下から殴る。が、ホロウェイが押さえ込んでハーフに。ロドリゲス反転して上を取った。起き上がるホロウェイの首を抱えるが、ホロウェイ立ってスタンド。ケージに追い込み膝をボディに入れると離れる。残り1分。さすがに両者消耗があるが、それでも攻める。出るのはロドリゲス。受け止めてクリンチしたホロウェイ。ロドリゲスのバックキックに組み付いてケージに押し込むホロウェイ。タイムアップ。

49-46、48-47×2の3-0でホロウェイ勝利。

しかしロドリゲスもフルラウンド打ち合って、圧倒的アンダードッグの下馬評は覆してみせた。