格闘技徒然草

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UFC on ESPN+56:第2試合・シャイラン・ヌアダンビク vs. ショーン・ソリアーノ

フェザー級

5月にUFCデビューしたヌアダンビクだが、UFC0勝1敗1分けの相手にスタンドで距離を取られてパンチを貰い続けると対応できずに判定負け。レスリング・柔術がバックボーンとのことだが、ここまではいいところなし。上海でUFCアカデミーを設立したことで、このところコンテンダーシリーズでも中国人ファイターの起用が多いが、ほとんど勝てておらず、ファンの期待もない。

ソリアーノは2014年、川尻のUFCデビュー戦の相手の代役として、自身もUFCデビュー。健闘したが2Rチョークで一本負けすると、1勝もできず3連敗でリリース。その後ローカルで3連勝していたところで欠場選手の代役として今年5月にUFCデビュー。1Rはワンツー・カーフキックで優勢だったが、2Rにダースチョークに捕まってUFC4連敗。

間合いを詰めていくソリアーノ。ヌアダンビクはフットワークを繰り返しているが手が出ない。ヌアダンビクローブロー。再開。ソリアーノのローに合わせてタックルに入ったヌアダンビク。クラッチしてテイクダウン。しかしソリアーノがブリッジで返して上に。インサイドからヒジ。ヌアダンビクが下から腕十字を狙うが、ソリアーノ立ってスタンドへ。前蹴り、ローで出るソリアーノ。ヌアダンビクが右を出したところに3連だがヒット。ヌアダンビクまたタックル。切られたが離れ際にパンチを入れた。ヌアダンビクがバックスピンキックを放ったが不発でバックを取られる。バックからパンチを入れたソリアーノ。ホーン。

1Rソリアーノ。ヌアダンビク、手数が少なすぎるが2Rから変えていけるか。

2R。タックルに入ったヌアダンビクだが切られる。ソリアーノが詰めてパンチを入れる。ヌアダンビクのタックルのフェイントにスプロールするソリアーノ。ヌアダンビク、タックルがフェイントもなくいきなりなので反応されている。ソリアーノが間合いを詰め、ヌアダンビクのタックルを受け止めて逆にテイクダウン。しかしブリッジで返したヌアダンビク。ハーフ。押さえ込むとマウントへ。ソリアーノまたリバースしようとするがマウントをキープするヌアダンビク。亀になったソリアーノ。バックマウントに入るが、片足が抜けてハーフバックに。ソリアーノ反転。ヌアダンビクは下から肩固めに捕らえるとスイープで上を取り返す。下からホールドするソリアーノ。ヌアダンビクは密着したまま細かいパウンドを入れる。ホーン。

2Rヌアダンビク。最後の展開は、下からホールドするだけのソリアーノ、ホールドされたまま殴るだけのヌアダンビクと、どちらも残念な攻め。

両者UFCこのラウンドを取ればUFC初勝利という3R。ヌアダンビクまたいきなりタックル。しかし切れずにテイクダウンされたソリアーノ。背中を向けて立ったが、ヌアダンビク放さずジャーマンで投げる。また立たれたが、ヌアダンビク放さずテイクダウンするとハーフバック。逃げようとするソリアーノからフルバック→四の字ロックに。バックから殴るヌアダンビク。このままキープし続けるだけでも勝てるが、正直ヌアダンビクのバックからのキープは上手くないがどうなる。キープしてバックから殴るヌアダンビク。ソリアーノがうつ伏せになるとついていくヌアダンビク。チョークに入るが浅い。残り1分。動けないまま時間がすぎるソリアーノ。ヌアダンビクはバックからコツコツ殴る。逃げられないソリアーノ。タイムアップ。

三者29-28でUFC初勝利を挙げたのはヌアダンビク。

勝ったとはいえ、タックルしかないのがバレたら簡単に手詰まりになりそうで、相手がソリアーノだから勝てたという内容。全局面でレベルを上げないと今後厳しい。

ソリアーノはもともと代役だったし、やはりUFCレベルでは厳しかったなとしか言えない。