格闘技徒然草

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UFC on ESPN31:第10試合・クレイ・グイダ vs. レオナルド・サントス

ライト級。グイダ39歳、サントス41歳。

大ベテランのグイダ。UFC15年目で、ディエゴ・サンチェスとの激闘がファイト・オブ・ザ・イヤーとなったのがもう12年前。五味のUFC3戦目でギロチンでの一本勝ち、日沖にスプリット判定勝ち、川尻には判定勝ちとUFCで日本人に3勝している(なお、UFC参戦した年に修斗に参戦しており、遠藤雄介に1R一本負けしている)。過去10年の戦績は7勝9敗(それ以前は9勝6敗)。もともと勝ったり負けたりの選手だったが、最近はかつての運動量がなくなり、対戦相手のレベルが下がってきた中で勝てなくなってきている。

対する戦極出身にサントスは、TUFブラジル2で優勝しUFCと契約したのが2013年。8年で8戦のみという試合数の少なさにより、8戦無敗(7勝1分け)ながら前座扱いが続き、3月の前戦はUFC4戦全勝のグラント・ドーソン相手に接戦の展開から、終盤にガードで鉄槌をもらってKO負けしUFC初黒星。さすがに年齢的にスタミナが厳しくなってきている。20年前に柔術でムンジアル2位、ADCC3位の実績があるグラップラー

飛び込んでパンチを打ち込むグイダだが、サントスの前蹴りがボディに入り露骨に効いた!間合いを詰めてパンチを打ち込むサントス。グイダシングルレッグで足にしがみつくがサントス鉄槌のラッシュ。しがみついたまま動かないグイダを打ち続ける。サントスレフェリーをチラッチラッと見てストップを促すが止めない。立ったグイダにまたボディを打ち込むと首相撲から膝!頭部にヒットししゃがむようにダウンしたが、またシングルレッグ。サントスまた鉄槌を入れるが、レフェリーのストップにはアピールが足りない。凌いだグイダ。サントスかなりスタミナを使った。一方のグイダは動きが落ちていない。ボディは効いたがその後のパウンドはそこまでダメージがないか。パンチで出たグイダがケージ際でタックル。尻クラッチからリフトしてテイクダウン。サントスガードでしがみついて凌ぐ。グイダハーフにして肘。ホーン。

1Rサントス。終盤グイダが盛り返したが、それを差し引いても10-8つくか。サントスかなりスタミナを消耗したが大丈夫か。グイダのボディもすぐには回復しないだろう。

2R。グイダすぐに間合いを詰める。タックルからバックに回ってテイクダウン。サントス疲れた。亀のまま動かない。グイダハーフバックに。チョーク。体を伸ばして絞めてサントスタップ!

グイダ大逆転勝利。フィニッシュしての勝利は4年前のジョー・ローゾン戦以来。

サントス、ラッシュでガスをすべて使ってしまったか。レフェリーによっては止めていてもおかしくない状態からの逆転。止めてもらえなかったサントスにとっては不運だが、立ち上がった後のグイダの動きは落ちていなかったし、ストップを促すためのパウンドではなくしっかりダメージを与える攻撃ができていなかったのが敗因か。