格闘技徒然草

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UFC on ESPN32:第8試合・ブランドン・ロイヴァル vs. ホジェリオ・ボントリン

フライ級。ロイヴァル5位、ボントリン7位。

もともとコンテンダーシリーズ出場予定だったロイヴァルだが、欠場選手の代役として一昨年5月にUFCデビューすると、ランカーのティム・エリオットに肩固めで一本勝ち。続くカラフランス戦でも肩固めを決め、3戦目・デビュー半年で当時ランキング1位のブランドン・モレノと対戦。1Rから激しい試合となったが、ロイヴァルが肩を脱臼してKO負け。勝ったモレノは翌月に当時王者のデイブソン・フィゲイレードに挑戦している。しかし前戦はアレッシャンドリ・パントージャにチョークで一本負けでUFC2勝2敗となってしまった。グラウンドで常に動き続けるアグレッシブなスタイル。得意技は肩固め。

ボントリンはUFC3勝2敗。ロイヴァルが勝っているカイ・カラフランスにはKO負けしている。UFCデビューからは2連勝していたが、そこから2連敗と、ロイヴァルと同じ勝敗から、前回はマット・シュネルとの対戦が直前に決まり、バンタム級戦で対戦し判定勝ちしている。ただしボントリンは1ポンドの体重オーバーで、試合は見合いが多くブーイングが飛んでいた。チョークが得意なグラップラー

プレスするロイヴァル。ジャブで牽制。ローを放った際に軸足を払われスリップダウン。しかしすぐに立つ。またプレスするロイヴァル。出てくるボントリンに右を合わせる。左ミドルを入れたロイヴァル。ボントリンの組み付き際にバックブローを合わせたが、そのまま組まれてテイクダウンされる。サイド。ロイヴァル亀ガードからガードに戻すと蹴り放して立った。積極的にパンチを出していくロイヴァル。ボントリンの左がヒット。ロイヴァルがミドルを入れるがボントリンに組み付かれる。スクランブルを狙ったロイヴァルだがボントリンが上になり担ぎパス狙い。またスクランブルから立ったロイヴァルだがボントリンがバックを取っている。ホーン。

1Rは打撃のヒット数でロイヴァルか。

2R。スリップダウンしたロイヴァルの上になるボントリン。ロイヴァル三角。首を抜いたボントリンが担ぎパス。パスされ背中を向けたロイヴァルからバックマウント奪取。向き直りハーフからフルガードに戻すロイヴァル。オモプラッタを仕掛ける。ボントリン立って外すとパンチで飛び込み上をキープ。バックを取らせて立ったロイヴァル。正対して離れた。ボントリンのジャブでバランスを崩しぐらついたロイヴァル。ボントリン組み付くとテイクダウン。またスクランブルで逃れようとするロイヴァルだがボントリンがしっかりとバックをキープ。立ってなんとか正対したロイヴァル。残り1分。ジャブを打ち込むがボントリン右ミドル。またボントリンのジャブをもらった。ボントリン組むとボディロックからテイクダウン。サイド。ホーン。

2Rボントリン。

3R。打撃で出ていくロイヴァル。積極的に手を出していく。ボントリンが蹴りをキャッチしてテイクダウンするが、蹴り放してすぐ立ったロイヴァル。休まず手を出していくが、ボントリンのタックルを切れずに下に。ロイヴァルまたオモプラッタ。フットチョークを狙うが決まらず。腕十字。持ち上げて外したボントリン。スクランブルから距離ができたところで立とうとしたロイヴァルだが、立たせず押さえ込むボントリン。ロイヴァル亀ガードから巻き込んでスイープ。上を取った。ハーフからパウンド、鉄槌、肘。休まない。ボントリンは立つのではなく下から打ち返す。休まず手を出し続けるロイヴァル。タイムアップ。

29-28、28-29、29-28のスプリットでロイヴァル勝利。

割れたのは1Rか。得意のスクランブルの展開をボントリンに潰される厳しい展開だったが、攻め続けて勝利。