格闘技徒然草

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UFC on ESPN+59:第5試合・チャス・スケリー vs. マーク・ストリーグル

フェザー級

約2年半のブランク明けの試合となるスケリー。2020年に組まれていた試合は負傷欠場、昨年2月にはジャマール・エマース戦が組まれていたが、スケリーが入場した後にエマースが痙攣を起こして試合中止になるという事態。昨年10月にまた試合が組まれたが、スケリーの事情(理由は非公開)により消滅している。中堅相手の勝利のみだが、UFC7勝3敗1NCとなかなかのアベレージ。バックボーンはレスリング。

フィリピンMMAファイターのパイオニアであるストリーグルは父親が仕事で日本に在住しておりそこで生まれ、慧舟會MMAを始めた。フィリピンのURCCを始め、Legend FCやONE、PXCなどでキャリアを積み、2020年8月に代役としてUFCと契約したが、試合前に新型コロナウイルス陽性となり欠場。20年10月に、ハビブ・ヌルマゴメドフの知り合い・サイード・ヌルマゴメドフ相手に仕切り直しでUFCデビューを果たしたが、何も出来ないまま秒殺KO負け。昨年4月の試合は欠場しており、1年4ヶ月ぶりの試合。

パンチ連打で出たスケリーに組み付くストリーグル。ケージに押し込む。離れようとしたが逆に組み付いたスケリー。テイクダウン狙いからスタンドバックに。正対したストリーグル。また押し込む。四つから投げを狙うスケリー。投げ返そうとしたストリーグルだがテイクダウンを許す。ガードを取るストリーグル。立ち上がったスケリー。下から蹴るストリーグルだが、立とうとしたところでまた上を取るスケリー。バックを取らせて立ったところでホーン。

1Rスケリー。

2R。組んでいくスケリー。ボディロックからテイクダウン狙い。スタンドバックを狙うスケリーに、シングルレッグで倒そうとしたストリーグル。倒して逆ハーフの状態で上になるが、バックを取られかけている。立った。スタンド。打撃で出るスケリー。ケージに詰められるストリーグル。膝がアゴにヒットし後方にダウン!スケリーパウンド!背中を向けて頭を抱え打たれるストリーグル。レフェリーストップ!

スケリーブランク明けで快勝。しかし、試合後に「これが最後の試合になるだろう」と引退を示唆。

ストリーグルは今回もKO負け。相手のスケリーが長期ブランク開けとはいえ、格上過ぎた。次にチャンスがあるとすれば、同じリリース寸前のレベルの相手とか。