格闘技徒然草

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UFC on ESPN+59:第8試合・ホアキン・バックリー vs. アブドゥル・ラザク

ミドル級。

衝撃的なジャンピングソバットKOで大ブレイクしたバックリー。UFC3勝2敗、3勝はすべてKOでパフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞しているが、負けた2敗もKO負けで、対戦相手がパフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞している。勝っても負けても衝撃KO決着。UFC参戦前にBellatorに出場経験があり、そこでも3勝2敗で、Bellator最後の試合では昨日メインに登場したローガン・ストーリーと対戦し判定負けしている。

ガーナの柔道エリート・ラザクは28歳の遅いMMAデビューからここまで11勝すべてが1RKO勝ち。ハードパンチャーだが、一方で2Rにもつれ込んだ試合はここまで全敗で、スタミナに難あり。UFC5勝4敗。前戦はバックリーに1RKO勝ちしたアレッシオ・デ・キリコに17秒でKO勝ちしている。

打撃戦。飛び込んでパンチを打ち込むバックリーにカウンターを合わせていくラザク。バックリー飛び込んだがタックル。テイクダウン。バックを取らせて立とうとするラザク。立ち際にまたテイクダウンしたが、押さえ込む前に立たれた。距離を詰め右を入れたラザク。バックリーまたタックル。そのまま突進してテイクダウン。しかしまた押さえ込まれる前に立つラザク。押し込むバックリーに肘。バックリーはボディブローのラッシュ。引き剥がしたラザク。パンチで出る。バックリーも打ち返す。バックリーの右とラザクのインローが交錯し両者バランスを崩す。バックリーまたタックル。ラザク切った。がぶるとアッパーを入れる。ホーン。

1Rはテイクダウンの分、バックリー。

ラザクにとっては勝率0%の2R。打撃からタックルで押し込むバックリー。ダブルアンダーフックからテイクダウンを狙う。後ろに倒したがすぐ立つラザク。オーバーフック払腰で投げたがバックリーもすぐ立つ。ケージを背負ったラザクにパンチを打ち込むバックリー。ブロッキングで凌ぐラザクだが足が動いていない。恒例のスタミナ切れか。パンチを打ち込むバックリー。パンチで突進したラザク。左右のフックを打ち込むが、バックリーはフットワークを使って角度を変えながらパンチを入れる。またケージを背負ったラザク。明らかに疲れている。バックリーラッシュ。ブロックの隙間からボディを殴る。残り45秒で虚を突いてタックルに入ったバックリーだが切られた。しかしまたレッグダイブで倒す。座った状態のラザクにレッグマウント。ホーン。

2Rバックリー。ラザク、ラウンド終了後も立てず、露骨に疲れている。

3R。バックリーが軽快にパンチを打ち込んでいく。ラザク全く手が出ない。組んでケージに押し込むバックリー。ダブルアンダーフック。が、カンヌキから払腰でラザクがテイクダウン。背中を向けて立とうとするバックリーに強烈なパウンド連打。しかし立たれた。バックリーも疲れが見える。逆に組み付いていくラザク。ダブルアンダーフックからテイクダウン。バックリーはキムラを狙う。しかし抜かれた。ラザクパウンド。足で阻むバックリー。背中を向けて立とうとするが、ラザクバックから殴る。立ったバックリーだが放さず投げたラザク。バックリーの方が消耗している。ラザクは逆に2R休んで回復したか。残り1分。バックリーハーフに。ニーシールドで距離を取ろうとするが、ラザクサイドに出て肘。時間がない。残りわずかでパウンドラッシュするが凌がれた。タイムアップ。

両者疲労困憊で大の字。判定を待つ間もマット中央に置かれた椅子で休む両者。

29-28、28-29、29-28のスプリットでバックリー勝利。

ラザクの2R以降未勝利伝説は続く。しかし初めて3Rを取ったし、成長は伺えた。1Rも劣勢だったので最後はもっと早めにフィニッシュを狙いに行きたかった。