格闘技徒然草

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UFC on ESPN+59:第10試合・パーカー・ポーター vs. アラン・ボドウ

ヘビー級。

3試合連続でセミ前という扱いのポーターだが、特に期待されているわけでもなく、試合消滅などのめぐり合わせによるもの。UFCデビュー戦はクリス・ドーカスにKO負け。その後は2連続判定勝ちだが、いずれも終盤は動きが落ちてグダグダの内容。高校までは野球・アメフトの選手だったが、高校卒業後太ってしまい、ダイエット目的でトレーニングを始めて、21歳でMMAと出会った。現在36歳。183cmとヘビー級にしては小柄で、横幅と厚みがある。

フランスのボドウは仕事で日本に行くと、PRIDEなどを見て格闘技に興味を持ち、マッハ道場に入門。HEATライトヘビー級&ヘビー級王座を獲得している。20年10月、同門のシリル・ガーンのセコンドとしてUFCアブダビ大会を訪れると、急遽欠場選手が出たためUFCデビューが決定。が、ほぼ練習できておらず1RKO負け。昨年7月の2戦目は動きは良くなっていたものの、2Rにパンチを貰ってKO負けしている(その後、相手の禁止薬物使用によりノーコンテストに変更)。バックボーンは柔道。

左右のパンチを振り回して出るポーター。ボドウパンチを打ち込むが、ケージまで押し込むとポーターはタックルへ。切ったボドウだがケージに押し込むポーター。押し込みながら打撃を入れていたが離れた。ボドウフットワークを使ってパンチを入れていく。また組み付いて押し込むポーター。残り1秒で四つから外掛けテイクダウンしたポーター。ホーン。

打撃のヒット数ではボドウだが、押し込んで制していたポーターのラウンドか。

2R。距離を詰めてパンチを打ち込んでいくポーター。ボドウ手数が減っている。ポーターパンチでケージまで下がったボドウにタックル。尻クラッチして倒そうとしたが、強引に倒そうとして潰され下に。しかし脇を差して立つ。がぶるボドウの脇をくぐってバックに。ボドウ立って結局またポーターが押し込む体勢。肘を入れて離れるポーター。ボドウ疲れたのか。手が出ない。ポーターまたタックル。切られたが押し込み。ポーター離れた。ボドウ遠間からパンチを入れていく。しかしやはり手数が少ない。ホーン。

2Rポーター。

3R。ボドウ回復したのか手数が増えてきた。出てくるポーターに距離を取りながらパンチをヒットさせる。パンチを空振ったところでバックを取られるボドウだが正対しがぶった。しかしポーターケージまで押し込みボディロックからテイクダウン。ハーフ。乗られて動けないボドウ。残り1分。固めつつコツコツ殴るポーター。アメリカーナ狙い。外れたがマウントに。起き上がろうとしたボドウだが潰される。ポーターパウンドラッシュ。タイムアップ。

三者29-28でポーター勝利。1Rはボドウだったが、3Rテイクダウンされ万事休す。