格闘技徒然草

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UFC on ESPN37:第11試合・ホアキン・バックリー vs. アルベルト・デュラエフ

ミドル級。

一昨年、ジャンピングローリングソバットKOでKO・オブ・ザ・イヤーを受賞したバックリー。ここまで4勝2敗で、うち3KO勝利。すべてパフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞している。前戦は柔道エリートでスタミナに課題があり2R以降最弱のアブドゥル・ラザクと対戦。テイクダウンでラザクのスタミナを削ったが、自身もスタミナが切れてしまい、勝ったがUFCで初の判定勝ち。

ロシアのデュラエフは昨年9月のコンテンダーシリーズで勝利し、翌月のUFC267で早速UFCデビューすると、同じロシアのローマン・コピィロフにパンチでダウンを喫したが、テイクダウンで凌ぐと、マウントを取ってパウンドで圧倒し判定勝ち。ロシアのACBミドル級元王者。

バックリーのハイがヒットしデュラエフちょっとぐらついた。タックルでしのごうとしたがバックリー組ませず引き剥がす。デュラエフのハイキックがクリーンヒット。バックリー打ち返して凌ぐ。詰めるデュラエフにバックリーが飛び込んでパンチを打ち込みヒット。一瞬膝が崩れたデュラエフだが立った。さかんにステップするバックリー。残りわずかでバックリーがパンチで飛び込むと連打を入れる。距離を取るデュラエフを追いかけて打撃を放つ。ホーン。

1Rバックリー。

2R。バックリーのパンチがヒット。デュラエフ組もうとするが切られる。ハイを入れたバックリー。常にステップして移動し続けるバックリー。かと思えば飛び込んでパンチを入れ、的を絞らせない。デュラエフダブルレッグ。尻餅をつかせた。ケージを使って立ったバックリー。左目が腫れてふさがっているデュラエフ。タックル。止められた。バックリーのパンチが入りダウン!一瞬膝を着いたデュラエフに蹴りを入れそうになったバックリーだが、踏みとどまりパンチを入れる。デュラエフまたタックル。尻もちまで着かせた。残り1分。体勢を入れ替えて立ったバックリー。膝を入れて離れた。飛び蹴りを見せたバックリー。残りわずかで飛び込んでの左がヒットしデュラエフまた尻もちダウン。ホーン。

2Rバックリー。

3R開始前に、デュラエフの左目が大きく腫れておりドクターストップ。止められる前にデュラエフの気持ちがもう切れていたか。オッズではアンダードッグだったバックリーだが、持ち前の身体能力の高さを伺わせる攻撃を随所に見せて快勝。