格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

UFC on ESPN+38:オッズ/予想と展望

アルマン・ツァルキャン 1.39
マテウス・ガムロ 3.15
ニール・マグニー 4.00
シャフカト・ラフモノフ 1.27
ジョシュ・パリジャン 2.00
アラン・ボドウ 1.83
アゴ・モイゼス 1.43
クリストス・ジアゴ2.95
ネイト・マネス 7.00
ウマル・ヌルマゴメドフ 1.12
クリス・カーティス 1.65
ホドウフォ・ヴィエイラ 2.35
カーロス・アルバーグ 1.91
テフォン・チュクウィ 1.91
シャイラン・ヌアダンビク 2.75
TJ・ブラウン 1.49
ハウリアン・パイバ 2.15
セルゲイ・モロゾフ 1.74
JP・ベイズ 1.83
コーディ・ダーデン 2.00
ブライアン・ケレハー 2.40
マリオ・バティスタ 1.61
バネッサ・デモポロス 3.10
ジン・ユ・フレイ 1.40

来週のナンバーシリーズの前の露骨な谷間興行。

メインのはライト級ランキング11位ツァルキャン vs. 12位ガムロの対戦。

ジョージア生まれ・ロシア在住のツァルキャンはUFCデビュー戦でいきなりイスラム・マカチェフとの対戦で判定負けしたが、そこから5連勝。レスリングがバックボーンで、5連勝のうち最初の3勝はテイクダウンから固める展開が多い判定勝ちだったが、ここ2戦はパウンドでのKO勝ち。ライト級ランカー最年少の25歳。

ガムロはポーランドのKSWで2016年にライト級王座を獲得、2018年にはライト級タイトルを保持したまま、フェザー級王座決定戦に出場。相手は元フェザー級王者で、体重オーバーでタイトルを剥奪されていたクレベル・コイケ。クレベルの引き込みに付き合わず、打撃で攻めて完勝で二冠王に。この試合がクレベルの現時点での最後の敗戦となる。ガムロは2020年8月末にライト級王座の防衛に成功すると、翌月に電撃的にUFCと契約。わずか1ヶ月半後に組まれたUFCデビュー戦では、ツァルキャンと同じジョージア出身のグラム・クタテラーゼ相手にファイト・オブ・ザ・ナイトの接戦となったが、スプリット判定負けでキャリア初黒星。しかしそこからは3試合連続フィニッシュ勝利。ベテランのジェレミー・スティーブンスからキムラで秒殺一本勝ち、前戦はライト級12位のディエゴ・フェレイラをバックからレバーに膝を打ち込みKO勝ちしてランキング入り。

どちらもこれからランキング上位に絡んでくることが期待されている選手だが、欲を言えば潰し合いではなく上位ランカーとの対戦が見たかったところ。

グラップラーのガムロにはレスリングバックボーンのツァルキャンは相性が悪いか。ツァルキャン判定勝ち。

セミに登場するカザフスタンのシャフカト・ラフモノフもこれから上位に食い込んでくることが期待されるプロスペクトで、ここまで15戦全勝全フィニッシュのパーフェクトレコード。UFCでもデビュー戦から元ランカーのアレックス・オリヴェイラを1Rギロチンでフィニッシュ。さらに次戦も地味強のミシェウ・プラゼレスにパウンドを打ち込み、背中を向けたところにチョークでフィニッシュ。前戦は同じくUFC2連勝中のカールストン・ハリスをパウンドで失神させてのKO勝ち。

今回、満を持してのランカー挑戦となるが、ランキング上位でUFC19勝7敗、2連勝中のニール・マグニー相手に大幅なフェイバリットになっている。

メインカードに出場するヌルマゴいとこのバンタム級ファイター・ウマルもここまで14戦無敗でUFC2連続フィニッシュ勝利。相手はUFCデビューから3連勝中のネイト・マネスなので決して弱くないが、オッズでは大差がついている。

まだビッグネームではないものの、今後上位に食い込んできそうな選手が多いラインナップ。

第1試合開始はいつもより遅い26日朝8時から。速報します。